2008年9月24日(水曜日)
今日は議会の環境保全対策特別委員会がありました。
樫曲の民間最終処分場問題、中池見湿地の環境保全問題などが
所管となる委員会です。
今日の大きな議題の一つは
9月議会、今大地の一般質問でも取り上げた
「国道8号バイパス沈下箇所改良工事」・・・
この改良工事計画は、
国土交通省・近畿地方整備局・福井河川国道事務所が
中池見湿地の西側を走る国道8号バイパスが
またしても沈下したので、新工法で改良工事を行うというもの。
改良工事の計画が敦賀市や市民に知らされたのは
8月21日に開催された「中池見管理委員会」の席上、
しかも工事着工は11月だというのです。
地元の方々も、市民グループもこのバイパスを通す時から
沈下することは目に見えているので、無理だと言い続けてきました。
案の定、1億5000万円をかけたバイパス工事は大失敗、
(しかも新工法だから大丈夫! と豪語していたのに)
供用開始から毎年2~3回は、アスファルトの積み増し工事を
しなければならない状況になっています。
バイパスができたことで、水脈が寸断され、
敦賀市民の水道を賄う水がめともなっている湿地の水環境は
大きく変わってきています。
また湿地の生物への影響も少なくありません。
今回の新工法の改良工事による環境影響評価もおこなったのかさえ、
あいまい・・・
あまりにもずさんな計画にたいし、これじゃいかん!
と敦賀市は国交省に対し意見を出しなさい、工事を差し止めなさい
というのが、わたしの一般質問の内容でした。
すぐに対処すると言う市長答弁があり、現在「中池見協議会」で
要望書をまとめている段階だそうです。
ちなみに協議会の会長は敦賀市長です。
敦賀市議会としても、この件で国交省に意見書を提出するようにと
今日の特別委員会で「意見書案」を提案しました。
やはりすんなりとはいかず、26日に再度、所管事務調査で
バイパス工事区間や湿地の視察、国道事務所の説明などのあと
意見書について、議論することになっています。
この計画が明らかになった時点で、国に情報公開請求して・・・
とは、考えたのですが、如何せん体調がついていかない。
闘う手法は、わかっているのに、できない身体に
いらついているわたしです・・・
委員会の後、議会最終日の討論通告を提出。
こちらも総務委員会に所属する議員の総務部所管議案に対する
討論はしないという申し合わせが立ちはだかり、
議長あずかりなんですって・・・
討論の原則を守って、討論することのどこがいけないのかしらね。
申し合わせを法や条例、規則より最優先する議員のみなさんの
お気持ちを察することができないわたしです。
本会議までがんばる気力がないかもしれない・・・
つ・か・れ・た・・・