はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

今日も中池見湿地へ行きました・・・

2008-09-30 | 中池見
2008年9月30日(火曜日)
午後から河野昭一・京都大学名誉教授(生態学)をお迎えして
中池見湿地へ・・・
ウエットランド・中池見のメンバーとも敦賀駅で合流。
26日の環境対策特別委員会と同じく、8号バイパスから
湿地の中へと移動しながら、現状を見ていただく。

バイパス側のトラスト地にはトラストを記念して植えた
栗の木が大きな実をつけていた。
ナンバンキセルの株を見つけたり、そのすぐそばで
蛇の抜け殻・まるまる1匹分にも遭遇。

バイパス側のすぐ下をはしる作業用道路のわきには
外来種の植物がずらりと顔を見せている。

中池見湿地の観察を続けているウエットランドのメンバーは
外来種博物館と呼んでいる・・・

作業用道路はイノシシの足跡でいっぱい。
しかも糞だらけ!
フンフンフンと鼻歌交じりに歩いていると、
おっとっと、糞をふんづけてしまいそうになった・・・
作業用道路は、イノシシ用トイレットと化している。

しかも環境省・レッドデータブックにも載っている
デンジソウが自生していた場所は、無残にも
イノシシがめちゃくちゃに耕してくれている・・・

空高く、大きな鳥が悠々と旋回している。
多分、猛禽類・・・とんびとは羽根の動かし方が違う・・・
ぐらいしかわからない・・・
もずも教えてもらって初めて、
へ~そうなんだ! ぐらいの知識・・・情けないわ・・・

午後3時からは、河野教授と河瀬市長の会見に立ち会う。

国道8号バイパスが湿地に及ぼす影響の大きさや、
大阪ガスがガス基地建設用に造成した作業用道路が
湿地を劣化させていることなどを河野教授は市長に直談判。
ラムサール条約登録を目指すためには協力をおしまないと
力強い言葉で市長を激励。

会見にはほとんどのマスコミが顔を見せていた。
明日の新聞に載るかな・・・

こちらは最終日に全会一致で可決した意見書のニュースです。

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20080930ddlk18010689000c.html
【国道8号バイパス工事:「環境影響評価を」 
           敦賀市議会が意見書 /福井】
敦賀市樫曲の国道8号バイパスの沈下対策工事が、
バイパスに隣接する中池見湿地の環境に影響を及ぼすとして、
敦賀市議会は29日、工事による環境影響評価を行うことを
発注者の国交省に要請する意見書を可決した。

この区間は96年に運用を始めたが、
地盤が軟弱なため最大約30センチ道路が沈下。
同省は、沈下の激しい樫曲トンネルから北へ150メートルの区間に
セメント製くいを356本打つ改良工事を計画した。

しかし、市民団体は「中池見に流れ込む水がせき止められ
湿地が盛り上がる危険性を生む」などと批判。
26日に現地視察した市議会環境保全対策特別委も
「ラムサール条約への登録を目指す上で、環境保全は重要」
などの意見でまとまった。

議会の要望などを受け、同省は11月に予定していた着工を
延期することを決めた。
実施時期は未定。
福井河川国道事務所は「工法や環境評価などについて、
市などと協議した上で決めたい」としている。【酒造唯】
【毎日新聞 2008年9月30日 地方版】
コメント
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