はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

わらわも かぶいて見せようぞ・・・

2008-09-15 | ニュースから
2008年9月15日(月曜日)
結婚してからは、とんとご無沙汰の歌舞伎見物。
19歳で歌舞伎にはまり、玉三郎さまのとりこと
なったはるみさん・・・

当時は、海老・玉コンビなどともてはやされていた
海老蔵(現・團十郎)と玉三郎

初めてみたのが『雷神不動北山桜』
      (なるかみふどうきたやまざくら)

海老さまが鳴神上人、玉さまが雲の絶間姫・・・
世の中にこんなきれいな人がいるんだ! と心が騒ぎました。

女を知らぬうぶな鳴神上人に色仕掛けでせまる絶世の美女・・・
歌舞伎入門には、もってこいの作品です。
なんたって、筋がわかりやすいし、セリフも楽しくて
エロティックな雰囲気も味わえて、お得。

ここでちょっと、余談  
  宮尾登美子「きのね」は11代目・團十郎の
  妻・千代(小説の中では光乃)の一代記です。
  千代さんは海老さまのおかあさんにあたります。
  梨園という想像を絶する世界で、歌舞伎を愛し團十郎を
  愛し続けた女性の一代記・・・
  宮尾作品では、わたしの一押し。

さて、話を玉さまに戻しまして・・・
「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)」は
恋に焦がれて身を焼きつくす八百屋お七の物語。   
特に、玉さまの「櫓のお七」は人形遣い、つまり人形浄瑠璃の
人形になって、お七を演ずるという出し物。

これがすごかった・・・
火の見櫓を一段ずつ登っていく様は、まさに人形そのもの。
役者として、お七の心情を演ずるのではなく
熱い思いのたけを人形として、演じると言うすごさに
鳥肌が立ち、息をつめてみておりました。

「ガラスの仮面」の北島マヤも人形になりきって
芝居をするくだりが、あります。
「火」を演じる場面で、マヤは八百屋お七に挑戦・・・

ホント、漫画はあなどれません。
で、いま、「かぶく者」にはまっております。
原作はデビット・宮原
漫画・たなか亜希夫
講談社・モーニングKC

歌舞伎の世界に生きる市坂新九郎が主人公の「かぶく者」は
海老さまや玉さまを彷彿とさせる登場人物でいっぱい!
ア~・・・12月の第4巻が待ち遠しい・・・

  わらわも、かぶいて見せようぞ・・・かぶくって何?
  見物(観客)の心をつかみ、意のままに揺さぶること。

ところで今日は、大きなニュースが相次いでいます。
地元・敦賀市とおとなり美浜町の山中での事故と
サブプライムローンがらみで、リーマンがとうとう破綻した
2つをアップしておきます。
リーマンの破綻はすでに、円高・ドル安を呼び込んでいます。
一時は円が急騰、現在は1ドル=105円65-75銭とのこと。
円高・ドル安が日本に及ぼす影響が怖いですね・・・

http://www.asahi.com/national/update/0915/TKY200809150133.html
【「バリバリ」と火花 鉄塔折れ4人転落2人死亡】
       朝日新聞福井県版2008年9月15日17時41分

15日午前11時半ごろ、福井県美浜町菅浜の山中で、
関西電力の送電線鉄塔(高さ約53メートル)が
先端から約8メートル付近で折れ、
鉄塔上部にいた作業員4人とともに地上へ落下した。
県警敦賀署によると岡山市乙多見の澤井孝幸さん(44)と
富山市上大久保の中島春生さん(48)が死亡、
岡山県瀬戸内市邑久町北島の菊楽信一さん(34)と
富山県立山町利田の高原渉さん(19)が足などの骨を折る重傷。

関電や工事会社の説明では、折れた鉄塔は69年の建設で
錆(さび)などで老朽化したため、近くに建てた仮設の鉄塔へ
送電線を架け替える予定だった。
送電線は鉄塔上部から東西両側に3本ずつ突き出している
アームにそれぞれ張ってあったが、事故当時は東側のアームの
送電線だけ取り外した状態で、鉄塔上部は送電線が
まだ架けてあった西側へ倒れるように折れたという。
4人は東側のアームで絶縁体を外していたという。

地上で目撃した作業員(58)は「バリバリという音がして、
青白い火花をたてて電線と鉄塔が落ちてきた。
逃げるのに精いっぱいだった」と話した。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008091500184
【「流血の日曜日」と報道=金融危機で米メディア】
          9月15日16時18分配信 時事通信
【ニューヨーク15日時事】流血の日曜日-。
米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)が
不可避となった14日、CNBCのホームページにはこんな見出しが躍った。
米メディアでは、失職を覚悟し、私物を入れた段ボール箱を運び出す
リーマンの従業員の姿も紹介された。
一方、リーマンの次の「標的」と目されていた同業メリルリンチは
米銀大手バンク・オブ・アメリカへの身売りで難を逃れた。
「瀕死(ひんし)の状態にある患者より、
比較的元気な患者を救う方が良い」。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、
リーマンとメリルを対比する関係者の言葉を伝えた。 

http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2008091500132
【米証券大手リーマン、
     破産法適用申請=政府支援なく、救済交渉が決裂】 
【ニューヨーク15日時事】米証券4位のリーマン・ブラザーズは
15日、連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請した。
米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンの
焦げ付き危機に伴う信用不安などの影響で、
同社は2・四半期連続で大幅赤字を計上、
経営破綻(はたん)に追い込まれた。

1850年設立の老舗リーマンの破綻は米金融業界全般に
大きな動揺をもたらし、世界の金融市場に深刻な影響を与えるのは必至。
サブプライム問題で傷ついている米金融業界では、
破綻が連鎖する可能性もあり、米国は戦後最悪の金融危機に直面した。

リーマンは、住宅ローン債権や商業不動産などへの
関連投資で巨額の評価損を計上。
今月10日には、不動産関連投資の大幅圧縮や業績好調の
投資運用部門の売却など、経営再建策を発表したばかり。
しかし、頼みの綱だった韓国金融機関との増資交渉が決裂。
財務状況の抜本的な改善が見込めないまま、
株式市場で売りを浴び続けた。
 
事態を憂慮した米政府、連邦準備制度理事会(FRB)は
12日以降、欧米の主要金融機関の首脳らをニューヨーク連銀に集めて
救済策を早急にまとめるよう要請。
米大手銀バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)や
英金融大手バークレイズなど複数の金融機関による
リーマン買収の可能性を探った。
しかし、民間金融機関が求めた公的資金投入を政府側が拒否。
最後まで折り合えなかった。(2008/09/15-23:05)
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