はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

新内節に酔いしれて・・・応挙幽霊夏酒宴

2009-09-05 | 映画・音楽・演劇・絵画など芸術関連

2009年9月5日(土曜日)
夜になって、携帯が行方不明だと気づく・・・
健さんの携帯を借りて、いろんなところから、かけてみたけれど
ウンともスンとも応答なし。

健さんの携帯でよびだすたび
「ただいま電話に出ることができません・・・」
おもわず、お~い! どこにいるんだぁ? 
と、留守電に向かって言ってしまった・・・

ひょっとして、マナーモードのままかな?

新内の演奏会のとき、たしか会場でマナーモードに
したのは、覚えているんだけれど・・・
それ以降の携帯についての記憶がまったくないのである。

新内が終わった後、同じ会場で開催されていた
小中学生の夏休み理科研究作品展をみて
家に帰ってきたのが午後5時。

タミヨさんちへ出かけるまでの1時間半ほどのあいだ、
何をしていたのかの記憶さえ、定かでない。

タミヨさんちでバッグから出したかな?
タミヨさん、自分の携帯からわたしの携帯に
「はるみ、携帯忘れてったでぇ」
と留守電に入れてたりして・・・アハハ・・・
わろてる場合ちゃうって・・・

あすの朝、もう一度探すことにして、携帯の件はおしまい。

さて、今日の新内の演奏会

新内はもともと、心中ものが中心で哀切を帯びた語りと唄で
聴かせるものだとばかり思っていた。

鶴賀若狭掾師匠は、江戸という狭い地域だけの伝統芸能から
新内を世界にも通用する日本の伝統文化として普及させようと
考えておられるようだ。

楽しんで舞台を見てもらえるようにと趣向を凝らし
聴くだけでなく、ビジュアルも含め五感で感じる新内を
披露してくれた。

文楽や歌舞伎、能楽の域にまで新内を高めようという
心意気が伝わってくる舞台を楽しませてもらった。
とくに落語ネタの「応挙幽霊夏酒宴」を新内に仕立て、
八王子車人形の五代目・西川古柳(東京都指定無形文化財)さんが
人形の一人遣いで見せた幽霊は絶品だった。
ちょっと落語の色あいのほうが濃すぎたけれど・・・

ただ、新内を聴いたことがあるわたしとしては
1曲でもいいから、これぞ!真髄! 
という新内だけの演奏をしてほしかったなぁ・・・
というのが正直なところだ。

それにしても鶴賀若狭掾師匠は、サービス精神が旺盛。
語りの中にちゃんと敦賀のPRを盛り込んで
何度も会場を沸かせるなんて、すごいわ。
観客の心をしっかりとつかむのも、演者としての大切な要素、
今日、会場に足を運んだ市民はみんな、
若狭掾師匠のファンになったに違いない。

コメント
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