アーモンドアイがヴィクトリアマイルで復帰するとのこと。ここを勝てば、内外GⅠが7つ目になりますので、ディープやウオッカと同数で、顕彰馬が当確となります。関係者からすれば、それを「錦の御旗」にヴィクトリアMへの出走を決めたと言うのでしょう。
しかし、アーモンドアイにとって、牝馬限定のマイルGⅠを勝つことで、何か評価を上げる理由になるのでしょうか? 昨年の冬、香港カップの出走を見送った段階で、アーモンドアイがあと1年走る意義はないという趣旨の意見を、このブログでも書きました。今年の秋に凱旋門賞への挑戦を考えているのであれば話は別ですが、欧州遠征や海外での2400mへの挑戦は、もうやらないと決定済のはず。
そもそも今年の第1戦になるはずだったドバイ・ターフも、昨年すでに制覇しているレース。この出走の目当ては、ズバリ賞金だったと思います。その賞金機会を無くした以上、なるべく多くの賞金機会を逃さぬように、ヴィクトリアマイル⇒安田記念というコースを選んだのでしょう。でも、このGⅠを2つ勝ったとしても、アーモンドアイの歴史的な評価、国際的な評価を変えるものではありません。
万が一に、アーモンドアイが怪我でもしたら‥。シルクの一口馬主の方々、国枝厩舎の皆さん、早めにアーモンドアイを開放して頂けないでしょうか? アーモンドアイは、必ずや、日本競馬を変えていく血脈の源になる馬だと思います。日本の競馬ファンは、皆それを待ち望んでいるのですから。