20年前、10年前と事情が異なり、調教の技術が上がってきたので、GⅠに向けての理想的なローテーションも変化してきています。トライアルから本番へ中2週が当たり前だったのが20年前。それが10年前には中3週へ、今では、中4週どころか、ブッツケ本番すら当たり前になってきています。
12月第2週に香港カップデーがあって、価値ある国際レースが数多く行われますが、スプリンターズS⇒香港スプリント(中10週)、天皇賞秋⇒香港カップ(中5週)と日程に余裕があるレースがある一方で、マイルCS⇒香港マイル(中2週)、JC⇒香港ヴァーズ(中1週)は無理が効かないスケジュールとなっており、日程が挑戦を邪魔する状況になっています。
せめてマイルは、中3週となっていれば、両レースともに挑戦できる馬が出てくると思います。例えば、今週末の主役サリオスだったら、両方狙えたと思います。ここは、香港カップデーとは競合しないエリザベス女王杯とマイルCSの日程をチェンジ(もちろん、トライアルレースの日程も調整が必要)することで、挑戦の可能性を高めて頂けないでしょうか、JRAさん!