金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【新型コロナ】 第三波は始まったのか? ③

2020-11-13 07:13:13 | 金融マーケット

 政府の分科会が緊急提言として掲げる「5つのアクション」とは、以下のとおりですなお、下記のコメントには、一部、私の私見を入れております

①今までよりも踏み込んだクラスター対応

 すなわち、各都道府県・市町村が、クラスターの発生源となった「風俗店地域」「大学等の部活動現場」「外国人居住地域あるいはコミュニティ」「各企業の工場など活動現場」に対して、手を突っ込んで、彼らと一致団結してクラスター壊滅に本気で取り組むこと

②対話のある情報発信

 一義的には、政府の分科会や各都道府県からの判りやすい「情報発信」を指していますが、実際は、分科会も東京都も大阪府も、毎週ベースで丁寧なデータ分析と十分すぎる発信を行っています。情報発信をサボっているのはNHKを除くマスコミ各社であり、特に民放TVは酷すぎます新型コロナについて何も勉強していないに等しく、発信しているのは、毎日の東京都の新規感染者数と医療機関の医師の声だけです。TVを観ている視聴者にも、もっと出来ることがたくさんあります。それを発信するのがマスコミの責任だと思います猛省と改善を求めたいと思います

③店舗や職場などでの感染防止策の確実な実践

 多くの企業や真面目な飲食店舗は、すでに十分な対応を実践していますが、中小企業や個人企業、また場末の風俗店舗・飲食店舗では対応が難しいケースも。こうした末端に至るまで、各都道府県・市町村が指導・サポートを徹底することで、冬期の第三波の拡大レベルも異なってきます。

④国際的な人の往来の再開に伴う取り組みの強化

 ここだけはまだ未知数。具体的には、水際対策と入国後のフォローアップ。中国並みに、個々人の携帯情報やパスポート情報から、徹底的に追跡を行うことが理想ですが、それが不可能であれば、当面は、入国基準を厳しく限定するしかないと思います

⑤感染対策検証のための遺伝子解析の推進

 日本のPCR検査は時間がかかることと、費用がかかることが批判されましたが、実はウイルスのDNA解析データが残るので、クラスターの発生源が解明できるという利点があります。これは今後のクラスター壊滅にも大事なコンテンツになるので、可能な限り、検体を国立感染症研究所に送るか、地方衛生研究所でDNA配列情報を解析した上で、国立感染症研究所に解析結果を共有することが重要です。

 

以上、我々日本人が、一致団結して上記の「5つのアクション」を実践すれば、必ずや、冬期の第三波に対して、今回もきちんと乗り超えることができると思います。頑張りましょう!


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