将棋界で一番長い日と言えば、『A級順位戦の最終対局を行う1日』を指します。今年で言えば、3月2日(木)であります。
この日は、名人位への挑戦者が決まる日であるとともに、トップ棋士10名が集うA級から、2名のB級1組陥落が決まる日でもあります。したがって、当日はA級に所属するトップ棋士10名が、一堂に会して同時に対局を行うという、大死闘が繰り広げられる日なのであります。朝の9時から対局がスタート、5局すべてが終了するのが、翌日の早朝1時とか2時になります。『将棋界で一番長い日』と言われる所以であります。
そして、この将棋界で一番長い日の前に、A級順位戦の最終戦の一つ手前の対局も、10名が同時に闘う日がございます。今年は、それが本日2月1日(水)なのであります。この日も長い1日でありまして、いわば『将棋界で2番目に長い1日』と言えるでしょう。と言いますのは、場合によっては、最終戦を待たずに、名人位への挑戦者が決まる、あるいはB級1組への陥落が決まるタイミングだから。
この日も、最終局と同じく、朝9時に対局が同時スタート。5局すべてが終了するのは深夜、あるいは2日(木)の早朝になります。
この段階で、藤井聡太五冠が名人位への挑戦者に決まる可能性はありませんが、逆に大混戦となる可能性は十分にあります。
将棋界の『2番目に長い1日』は本日です。注目致しましょう‼