金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 東京新聞杯・きさらぎ賞

2023-02-06 05:08:59 | 競馬

 まずは中京のきさらぎ賞勝ったのは、ルーラーシップ産駒フリームファクシ好スタートから2番手追走へ。逃げたレミージュの前半1000mのラップは1分1秒2で、今の中京芝では流れるペースに直線に入ると、馬場の中央からフリームファクシが早め先頭に立って、そのまま押し切りを図ります。そこに6番手から、ディープインパクト産駒オープンファイアが外から襲い掛かります。しかし、ゴール前でフリームファクシがアタマ差だけ抑えて勝利。良の勝ちタイムは1分59秒7。2着オープンファイアから3馬身差の3着には、5番手から差してきたドレフォン産駒クールミラボー

 勝ったフリームファクシは3連勝で重賞制覇クラシック路線の最有力候補に躍り出ました。それにしても、ルーラーシップ産駒のクラシック候補は、JRA最優秀2歳牡馬となった朝日杯FSを勝ったドルチェモア、ホープフルS3着のキングズレインと目白押しであります。産駒初のダービー制覇が成りますか。

 2着のオープンファイアは惜しい2着でしたが、着実に成長を見せる一戦となりました。まずスタートが良くなりました。そして、過去2戦よりも流れる前半のペースでも、問題なく中団で折り合って我慢をしていました。最後の直線でも、騎手の指示どおりに外に持ち出してから、仕掛けてからは良く伸びていました。今の中京の馬場でしたから、上りも33秒8というレベルでしたが、これが府中であれば33秒フラットくらいで突き抜けていたと思います。賞金を加算したので、皐月賞にも出走が可能だと思いますが、むしろダービーを意識したローテーションを選んでも良い気がします。この馬は、府中の2400mの方が向いていると思います。

 

 そして東京新聞杯勝ったのは、スクリーンヒーロー産駒の6歳牡馬ウインカーネリアン好スタートからマイペースの逃げへ。前半3ハロンのラップは34秒4と、今の府中にしてはスローの逃げに上手く落としました直線に入ると、2番手からファルコニアが並びかけてきますが、すぐにスピードを加速して、これを突き放します。このあと、5番手からハービンジャー産駒ナミュールと、中団からハービンジャー産駒プレサージュリフトの2頭、さらには後方からジャスティンカフェとエアロロノアの2頭も、逃げるウインカーネリアンに襲い掛かりますが、後続をアタマ差だけ抑えて、ウインカーネリアンが逃げ切り勝利。良の勝ちタイムは1分31秒8。アタマ差の2着にナミュール、クビ差の3着にプレサージュリフト、さらにクビ差の4着にジャスティンカフェ、さらにクビ差の5着にエアロロノア

 勝ったウインカーネリアンは、昨年の関屋記念に続いて重賞2勝目。前半のペースを抑えて、後半のスピードを緩めなかった、三浦皇成騎手のファイン騎乗が光りました。2着ナミュール、3着プレサージュリフトはともにハービンジャー産駒ですが、やはり適性距離はマイル前後であり、両馬ともに地力を見せたレースだと思います。4着ジャスティンカフェ、5着エアロロノアは、位置取りが後方過ぎました。次は確実に勝ち負けだと思います。

 3番人気のピンハイは、やはり輸送が堪えたか。体重が増えない体質なので、長距離輸送は大きなマイナス要因になると思います。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする