「猫を神格化する宗教」の続きであります。
まずは参考までに、古代エジプトで「猫」がどう神格化させていたかをお話いたしましょう。
古代エジプト人たちは、猫を「バテスト神」として崇めておりました。
「バテスト神」は見た目が美しい存在であるだけでなく、人間の行いをジッと見守り、時には罰する神様であった由。大英博物館にある「バステト神」の像でも、瞳はガラスで再現されているように、猫は特にその目に不思議な力を持っていると考えられていたらしい。もともとネズミなどの小動物から農作物を守ってくれていた猫は、ネズミによる感染症からも人間を守ってくれる有難い存在でありました。猫たちに命を救われていた古代エジプト人たちは、猫とバステト神の力を信じ、大切にしていたそうであります。
あまりに猫を愛し、猫たちを大切にしてきた古代エジプト人ですが、これを悪用したのが古代エジプトのライバルであった古代ペルシャ人。古代ペルシャ軍は「エジプト人は猫がとにかく好きらしい」という情報を得たことから、ペルシャ兵は盾に猫の絵を描き、更に猫たちを最前線に配置したそうな。エジプト人たちは戦いに来たはずなのに、目に入るのはたくさんの猫。これにエジプト人たちは「猫を攻撃するなんてできない」と手も足も出せず、ついには降伏してしまったという逸話が残っているそうです。
ところで、ワタクシが出会った「猫を神格化する宗教」は、おそらくは上記の古代エジプト由来のものだと思いますが、その特長というか、「猫の聖書」に書かれている内容は、は以下のとおり。
①猫は「神=創造主の化身」であり、「地球・人類を監視する存在」である。
②地球を監視するために、月の裏側には「猫の大軍」が駐留しており、何かあれば地球上を鎮圧する準備が出来ている。
③そもそも、地球上の各大陸には、現地で地上を監視する役割の猫族(月の基地を本部とする派遣部隊)が置かれていた。アフリカ大陸にはライオン、ユーラシア大陸にはトラ、北米大陸にはアメリカライオン、南米大陸にはジャガー。ちなみに、西表島にはイリオモテヤマネコが配置されていた。
しかし、直近数万年の間に、サル族の中から人類が爆発的に数を増やしたので、人類を監視するため、新たに「イエネコ」が人類の近くに派遣された。
④「イエネコ」は、「月の本部」と定期的に通信(猫同士のテレパシーみたいなもの)で連携している。問題があれば、月の大軍がいつでも押し寄せることになる。ちなみに「月の大軍」の猫の大きさは2mでライオンや虎と同型。イエネコとして派遣された時は、人に合わせて50cmに縮小されている。
問題は、上記の「猫を神格化する宗教」の信者たちであります。
実は、猫と暮らしている世界中の老人の多くが、すでにこの「猫を神格化する宗教」の信者として取り込まれているらしい。
この続きはまた明日、お話いたしましょう。(続く)