本日は、ベタだけど、日本人一人ひとりが拘りを持っているテーマであります。
それは、『目玉焼きに何をかける?』というテーマ。
日本人の間で人気投票をすると、表題のとおりの順位になるそうです。
当然ながら第1位は醤油。日本人にとって、目玉焼きとご飯・味噌汁の組合せで食べるとなると、卵かけご飯の延長線になりますから、やはり醤油が第1位になるのでしょう。そして第2位が塩胡椒。これは、海外のホテルの朝食で目玉焼きを注文すれば、定番の食べ方であり、卵本来の味を最もビビットに感じることが出来るのが塩胡椒。第3位の塩も同じ理由であり、これはホテルの朝食のイメージから来る人気でしょう。
しかし、ワタクシ個人としては、目玉焼きには絶対にソース。これは譲れません。
なぜソースかと言うと、ワタクシの年代からすると、目玉焼きは洋食のカテゴリーに入るからなのです。まだ自分が小学校の低学年だった頃、朝の卵料理と言えば、卵焼きか、ゆで卵でありました。目玉焼きなどというハイカラな食べ物は、家では作ってもらえず、外食の際、不二家レストランのような敷居の高い「洋食屋」でしか食せないものでありました。
洋食として、ハンバーグの横にウヤウヤしく添えられているもの。あるいは、ナポリンタンの横に、千切りキャベツと一緒に鎮座しているものが目玉焼きでありました。そんなハイカラな目玉焼きには、洋食屋のウースターソースをかけて食べるのが当然のマナーでありました。
あれから50年以上経っても、この主張だけは譲れません。しかし、困った事もあります。吉野家とか松屋の朝定食で目玉焼きを注文しても、ウースターソースは出てきません。醤油か塩だけ。敢えて言えば、とんかつ松乃屋の朝定食であれば、とんかつ屋なのでソースは用意されていますが・・。
この「目玉焼きにはソース」という主張は、けっこうオジサンの間では潜在的に広がっている主張ですから、少しは気にして欲しいものであります。