金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 重賞4勝の7歳牡馬ディープボンドが引退 京都競馬場の誘導馬へ・・

2024-12-24 00:45:00 | 競馬

 

 12月22日の有馬記念をラストランに、7歳牡馬ディープボンドの引退が発表されました。引退後は、京都競馬場で誘導馬になるそうであります。

 祖父ディープインパクトから「ディープ=深い」、父キズナから「ボンド=絆」の名を受けて、「ディープボンド=深い絆」と名付けられた由。それにしても、ディープボンドは無事是名馬を地で行く馬でありました。2歳秋にデビューしてから30戦5勝で、うち重賞4勝(仏GⅡフォア賞を含む)の戦績。また国内GⅠ2着が4回、3着が1回と、GⅠ勝利にはあと一歩で手が届きませんでした。

 

 

 無敗の三冠馬コントレイルの同期で、オーナーが同じ前田晋二氏だったので、三冠レース全てにコントレイルと共に出走。コントレイルと並走して走るシーンは、まるでコントレイルのボディガードのような存在に見えました。

 3歳春の京都新聞杯(GⅡ)で重賞初勝利、ダービー5着、菊花賞4着のあと、4歳春の阪神大賞典(GⅡ)を制覇。そのあとの天皇賞春は勝ったワールドプレミアから3/4馬身差の2着。その年の秋にはフランス遠征に挑戦して、凱旋門賞の前哨戦フォア賞(GⅡ)を勝利年末の有馬記念でも勝ったエフフォーリアから3/4馬身差の惜しい2着で、この時はクロノジェネシスやタイトルホルダーに先着しています。5歳春の阪神大賞典(GⅡ)を連覇したあとの天皇賞春は、またしてもタイトルホルダーの2着。翌年の6歳春の天皇賞春でもジャスティンパレスの2着。そして7歳春の天皇賞春もテーオーロイヤルの3着と、あと少しのところでGⅠには手が届きませんでした。

 

 マイルGⅠや2000mGⅠで、これだけの成績を収めていたら種牡馬への道があったと思いますが、3000m以上の長距離重賞での戦績が中心であるため種牡馬にはなれず、功労馬として京都競馬場の誘導馬の役割が用意されたようです。

 ノースヒルズの前田幸治オーナーからは、「ディープボンドは夢と感動を与えてくれました。GⅠは勝てませんでしたが、私にとってキズナの代表産駒です。心からありがとう!と言いたいです」と感謝のコメントが出されています。

 

 怪我をせずに、GⅠ戦線を中心に30戦も走り切ったディープボンド。

 本当にお疲れ様でありました。

 これからは京都競馬場の誘導馬として、あらためてファンの声援を受けながら、長生きしてくれることを祈っております!

 

 


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