金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【3歳戦回顧】 1月16日~17日

2021-01-18 06:48:56 | 競馬

 まず土曜日は小倉2R芝1200mを勝ったロードカナロア産駒スティクス大外枠から見事な逃げ切り勝ちで、タイムも1分7秒1と優秀3歳短距離路線でニュースター誕生中京3Rダート1800mを勝ったスピルバーグ産駒タイキフォース4~5番手から直線で抜け出し完勝。乾いた砂で1分54秒9のタイムは立派。次も注目。中京5R芝1600mを勝ったヴィクトワールピサ産駒レイモンドバローズ2番手から押し切りました。まだ内が伸びている感じ。中山5R芝2000mを勝ったブラックタイド産駒セナリスト先行した馬が直線で手前を変えられずに失速したところを、外から豪快に差し切り勝ち小倉6R芝1800mを勝ったバゴ産駒バガン3コーナーからマクって直線では先頭に立ち、そのまま押し切る強さを見せました。中京6R芝2000m新馬を勝ったフランケル産駒フローレスクイーンこれも前々から押し切るレース。中京芝はまだまだ前残り。中山6R芝1600m新馬を勝ったハーツクライ産駒オメガロマンス後方から直線だけで豪快に追込み勝ちさすがヌーヴォレコルトの全弟

 中京4Rダート1400m3歳1勝クラスを勝ったマクフィ産駒カレンロマチェンコ1分24秒6の好タイムで逃げ切り11月のオキザリス賞4着のレベルが高かったことを証明

 中山9R芝1600m菜の花賞(3歳1勝クラス)を勝ったオルフェーヴル産駒スライリースローの瞬発力勝負になりましたが、好位から差し切り、後続を抑え切りました。ただ、展開に恵まれた印象あり

 中京10R芝1400m紅梅ステークス(L)を勝ったキズナ産駒ソングライン速いペースを好位から進み、直線で突き抜けて、1分20秒6の好タイムで3馬身差の圧勝牝馬クラシック路線に名乗りを上げました。2着のミッキーアイル産駒ララクリスティーヌも強い内容

 日曜日は中京5R芝2000mを勝ったルーラーシップ産駒ウインドリッパー好位を進み、内側をすり抜けて勝ち切りました。今の中京芝や中山芝は、根性の有るタイプ、ルーラーシップ産駒、モーリス産駒、キズナ産駒などが向いていますね。中山5R芝1600mを勝ったディープインパクト産駒イズンシーラブリー後方待機から3コーナーでマクリ始めて、直線は前で押し切ろうとした2着馬をきっちり捉えて勝利直線の長い府中や阪神でも大丈夫そう。小倉6R芝2000mを勝ったフェノーメノ産駒タイフォン4コーナー外を回って、先行する2着馬を差し切りました。思い切った距離延長で良さが出た感じ。

 小倉7Rダート1700m3歳1勝クラスを勝ったマクフィ産駒ロードシュトロームこの馬は2戦目の中京ダート1800mをレコードで逃げ切ったのですが、やはり逃げた時が強い行き切る前提ならば、もちの木賞を勝ったホールシパンにも対抗できそう。

 中京9R芝2200m梅花賞(3歳1勝クラス)を勝ったディープインパクト産駒ディープモンスター後方から直線だけで前を捉えて楽勝距離がある方が安定するタイプ。ダービーから逆算のローテで行くのかも。


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【競馬】 日経新春杯(GⅡ)と京成杯(GⅢ)!

2021-01-17 08:00:04 | 競馬

 まず中京の日経新春杯このレース名を聞くと、つい40数年前の悲劇を思い出してしまうのは、年を取った証拠ですね。

 人気は武豊騎手の⑩アドマイヤビルゴ。ただ値段が高い馬というだけでなく、故 近藤利一オーナーが、過去の武騎手との確執を超えて、「調教だけでも良いので、ぜひ豊君に乗って貰いたい。感触がディープそのものなのか、違いは何なのかを聞いてみたい」と懇願していたエピソードが紹介されたりしたので、俄然注目を集めています。武騎手は多くを語りませんが、故 近藤オーナーが「ディープの再来か」と期待した遺志を大切にしながら、このアドマイヤビルゴに乗った時は、一つ一つ、何かを教えながらの丁寧な騎乗急がず、大事に、GⅠ級の馬へ育てようとする武騎手の意志が感じられます。

 ⑩アドマイヤビルゴにとっては、ここの勝ち負けよりも、何を学ぶかというレース。私としては、3番手評価くらいにして、レース振りを見たいと思います。

 私の本命は、7歳馬①ダイワギャグニー。闘ってきた相手も実績も違い過ぎます。2番手には、中京巧者の③サトノソルタス。内枠を引いたので、得意の好位からの差し競馬が出来ると思います。4番手以下は、⑨ヴェロックス、④サンレイポケット、⑧サトノインプレッサ、⑪クラージュゲリエ

 馬券は、①③から2頭軸の三連単20点 ①③⇒①③⇔⑩⑨④⑧⑪ で

 

 次は3歳重賞の京成杯先週の3歳重賞は、モーリス産駒とキズナ産駒が勝利この時期の3歳重賞は、キレキレのトップ級は出てこないので、競り合いが強い、根性のある産駒が穴をあけてくれます。ここは、モーリス産駒2頭の②タイソウ⑥テンバガー、キズナ産駒2頭の⑨アクセル⑪ラカン、ルーラーシップ産駒の⑫ディクテイター、の根性が持ち味の5頭BOX馬券で。馬連BOX②⑥⑨⑪⑫を厚めに三連複BOX②⑥⑨⑪⑫も少々


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【競馬】 愛知杯(GⅢ)!

2021-01-16 07:20:01 | 競馬

 愛知杯は、牝馬限定のハンデ重賞で、しかも2000mという距離。牝馬にとって2000mを得意とする馬は少なく、むしろGⅠ常連の一線級に相応しい距離なのですが、この時期なので出走してきません1600~1800mくらいで、牡馬の強豪とも伍して走っている馬の中から軸馬を選ぶしかないと思います。

 それから馬場も気になるところ。先週日曜日まで、中京の芝は、内枠を利して前々から行ける馬が断然有利でしたが、月曜日の午後からは、ようやく外からの差しが決まるようになってきました。今週は、前々競馬が有利でありつつも、中段からの差す競馬でも勝負になると思います。

 となると、やはり人気どころにはなりますが、ルメール騎手の⑤センテリュオ福永祐一騎手の⑭ランブリングアレーを軸に指名いたします。相手には、⑩サトノダムゼル、⑦サトノガーネット、⑮シゲルピンクダイヤ、⑫レッドアステル、そして⑪デンコウアンジュの5頭。

 馬券は、軸馬2頭⑤⑭からの三連単20点 ⑤⑭⇒⑤⑭⇔⑩⑦⑮⑫⑪ で


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【プロ野球】 プロ野球史上最高のサブマリン 山田久志!

2021-01-15 06:58:09 | プロ野球/MLB

 昨日は、NHKーBSで放送された「ウイルスによる哺乳類の進化の過程」話を披露しましたが、同じく、NHKーBSで三連休中に放送された番組「レジェンドの目撃者 サブマリン山田久志」は面白かった

 自分は、山田久志投手の全盛期をすべて目撃している年代なので、この人の現役時代の凄さは今さら説明を受けなくても理解しているつもりです。しかし、この天才投手が、なぜ野球の指導者には向かなかったのかも、伺い知れる内容だったので、特にご紹介をしておきます。

 山田久志投手は、イチロー同様、野球の天才であり、努力の天才。そして、次々と結果を出すことで、プロ野球の頂きに、立つべくして立ったレジェンドであります。一方で、自分と同レベル、あるいは近いレベルの超一流選手以外に関心が薄く、典型的なお山の大将タイプ。その他大勢の選手たちのレベルを引き上げる指導力が乏しいのは、この関心の薄さ故。その他大勢の選手に対しては、フルパワーを使わなくても簡単に抑えることができた天才投手であるが故、彼らが少しでも進歩するためのポイントについては、全く知見がなかったのでしょう。

 一方で、1971年の日本シリーズ第3戦で、王貞治にサヨナラホームランを打たれたあとは、徹底的にセットポジションでの弱点を克服していく。また、山口高志という史上最速投手が同チームに出現したことにより、シンカーという必殺武器を、手段を選ばずガムシャラにモノにして、エースの地位を不動にしていく。このように、とんでもないレベルのライバルが現れると、とにかく自らに変革を課して、新たな進化を遂げていく。天才がどうすれば、レベルアップするかは判るが、凡人のレベルアップには関心がない。これが山田久志であります。

 同世代の中では、故 星野仙一氏が最も指導者として成功しましたが、プレイヤーとして天下に名を轟かせて、満天の夜空に輝いたのは、間違いなく山田久志投手だったと思います。


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【コロナ禍】 コロナに苦しみながら、ウイルスの効用を考える

2021-01-14 06:58:15 | 雑感

 また緊急事態宣言ですね。

 業務でも、私生活でも、数多くの制約を受ける。これがいつまで続くのかと思うだけで、気分も鬱になってしまう。いっそのこと、寒さや雪の効果で、コロナが消えてなくなれば良いのに‥と考えてみたりするのですが、むしろ、寒さはウイルスの生存にはプラス効果なんだそうな。踏んだり、蹴ったりだなぁ

 しかし、そんな状況下で、先日NHKーBSを見ていたら、「我々、哺乳類が卵生(卵で生まれる)ではなく、胎生(胎盤から生まれる)に変化したのは、ウイルスのおかげであった」という話が紹介されていました。

 すなわち、巨大恐竜の足下で、チョロチョロしていた私たち哺乳類の祖先が、ウイルスによる感染爆発に遭遇今の人類のように、ウイルスによる病気に、もがき苦しむ一方で、自らの絶滅を避けるために、ウイルスの遺伝子の一部を、自らの遺伝子の一部として取り込むことに。その結果、哺乳類が卵生ではなく、胎生に変化して、自分の子供たちを、暫くの間、自分の体内で育てる進化を遂げたという話。

 そして、6500万年前にメキシコ湾へ隕石衝突が起こる。地球を支配していた大型恐竜が絶滅した中、胎生の哺乳類は、厳しい環境下でも、その命のタスキを繋ぎ切って、その後の繁栄を遂げる我々の繁栄の源には、ウイルスによる感染爆発があり、それがトリガーとなって「胎生」という進化に結びついたということ。

 そう考えると、今の厳しい状況下で、何を変化させ何を掴むか? それを試されているのがコロナ禍の自分たちだと、日々己に言い聞かせております。遠い祖先の原始哺乳類たちだって、「ウイルスの感染爆発」を、未来の発展に繋いでいったのだから。


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