まずは中山金杯から。勝ったヒシイグアスは、前残りのスローな展開を、中段から豪快な差し切り勝ち。2021年の飛躍が期待できると思います。2着のココロノトウダイも惜しいレースでした。この馬も今後に注目です。あと、中山金杯を見ての留意点ですが、Cコースに替わった中山の馬場は、それでも重い馬場。乾いても重いというのは、相当な重さです。今週末以降も、この点は要注意です。
そして、中京の京都金杯。勝ったケイデンスコールは、4番手の位置から馬場の良い内側を通って、そのまま押し切りました。岩田康成騎手のファインプレーと言えます。2着のピースワンパラディは、5番手の位置から外へ持ち出した分、勝ち馬との差になってしまいました。中京の馬場は、ボコボコに剝がれるので、悪いように見えるのですが、それでもまだ1週目なので、内側の方が走りやすいということ。人気薄の3着エントシャイデンが逃げ残ったのも、それが理由のようです。
2021年の競馬は、京都開催がない分、荒れた馬場をどう読むか、これがテーマになりそう。冬場にあまり雪が降らないことを、今から祈りたいと思います。雪が降ると、春競馬の芝が全く駄目になりますからね。