コロナ禍の第一波、第二波と、少しずつですが、世間のコロナ対応力は増している気がします。コロナの伝染力の強さは予想を上回るレベルではありますが、体調に変化があった時の初動が早くなって、重症化の確率や、死に至る確率はどんどん下がっています。今や、第三波における60歳未満がコロナに感染した際の死亡率は、0.06~0.08%まで低下しているのです。60歳未満に限って言えば、これはもう季節性インフルエンザと同レベル。
しかし、対応力がついて、感染者数が増えても重症者数が限界を超えないうちは良いのですが、これが限界を超えそうになる、すなわち、医療体制の限界を超えそうなった時には、すぐに人間の動きを止めて、ステージⅡ相当まで世の中を冷やす必要があります。当たり前ですが、コロナ以外の病気や怪我で、重症化する人間は、一定確率で発生いたします。その方々の命を救うためには、絶対に必要な「冷却期間」であります。
このスイッチのONと、OFFは、素早くやらないと意味がありません。よく、車のブレーキとアクセルに例えられますが、このスイッチのONとOFFは、官邸が決めることなんですが、クリスマスでも、年末年始でも、全く動かず、ようやく1月4日になって、官邸が動き始めました。
本来、菅総理という方は、こうした判断力に優れたリーダーで、安倍政権時代、その迅速な判断力と行動力で政権を何度も救ってきた当の本人なんですが、今は、横からヤイノヤイノ文句を言ってくる「強面の方」がいるため、菅総理の判断力を鈍らせているようです。
幹事長様、後ろに隠れていても、マスコミが報じなくても、国民からはよく見えていますよ。ネット上では、官邸の判断を遅れせている黒幕として見られています。今の世の中、呟きや口コミが溢れると、政治的致命傷になりかねませんので、お気をつけ下さいませ。