金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【西山朋佳女流三冠のプロ棋士編入試験】 2勝2敗のタイ 年明けの第5戦最終局で決着へ!

2024-12-26 00:10:19 | 将棋

 

 西山朋佳女流三冠のプロ棋士編入試験がいよいよ大詰めになって参りました。先に3勝出来れば合格、先に3敗してしまえば不合格というプロ棋士編入試験ですが、12月17日に行われたプロ棋士編入試験の第4局は、西山朋佳女流三冠が試験官の宮嶋健太四段を95手で破り、2勝2敗のタイへ持ち込みました。これで、年明けの最終局で決着することになります。

 

 

 ここまでの経過を振り返りますと、9月10日に行われた第1局(試験官 高橋佑二郎四段)では、132手で西山朋佳女流三冠が激戦を制し、まず1勝目をあげました。しかし、10月2日の第2局(試験官 山川泰煕四段)、11月8日の第3局(試験官 上野裕寿四段)ともに完敗を喫してカド番に追い込まれます。負ければ終わりの第4局で、前述のように西山朋佳女流三冠が踏みとどまって、編入試験は越年することになりました。

 

 このblogでは何度もご紹介していますが、このプロ棋士編入試験、女流棋士にはなかなか高いハードルとなっています。ちなみに、過去の受験者のうち男性4名は全て合格していますが、女性で最初の受験者だった里見香奈女流五冠(当時)は1勝もできずに3連敗で不合格となっています。

 この編入試験に何か「不公平」な仕組みがある訳ではけしてありませんが、試験官をつとめる四段棋士のメンタリティには「異なる想い」が隠れている気がしてなりません。

 というのは、過去の男性受験者は、プロ棋士を目指して奨励会で三段リーグに在籍していたが、年齢制限のためにプロ棋士になるのを断念した人が3名残り1名は奨励会参加前にプロを諦めてアマチュア棋士を続けていた人。すなわち、将棋で食べていきたかったけど、それが許されずに、別の仕事に就いていた方々です。その方々が、ラストチャンスとも言える「プロ棋士編入試験」の受験資格を得て、人生を賭けて臨んでいる姿と対峙しなければならないのが試験官。彼らは、少し前まで三段リーグで同じ境遇だった棋士ばかりですから、心情的には複雑な想いで対局に臨んでいるはず。もちろん「手抜き」をすることは絶対ありませんが、「闘志」という点では「平均レベル」という感じでしょう。

 一方の女流棋士との対局では、今回の西山朋佳女流三冠にしても、前回の里見香奈女流五冠にしても、すでにトップ女流棋士として活躍している方であり、試験官である四段棋士よりも何倍も稼いでいるスターです。例え編入試験に不合格となっても、女流棋士として活躍の場が用意されている相手に対して、「絶対に負けられない」という激しい「闘志」が湧くのは、むしろ当然なのではないかと思います。

(なお里見さんも西山さんも過去に三段リーグを経験しており、試験官としても共に戦った仲間という意識はあると思いますが、それでも「女流棋士」の地位が保全されている方々と自分たちとは別、という気持ちが強いのだと思います)

 

 逆の見方をすれば、それだけ女流棋士からすれば、このプロ棋士編入試験のハードルは極めて高いということになります。前回の里見香奈女流五冠(当時)が1勝もできずに不合格となった背景には、こうした事情があったとワタクシは考えております。

 そんな厳しいハードルを前にして、今回の西山朋佳女流三冠は、とにもかくにも2勝2敗のタイまで漕ぎつけたのです。これだけでも大変な偉業だと思いますが、ここまで来たら、ぜひに女性初の「プロ棋士」誕生の瞬間を見てみたいと思います。

 

 世の中のジェンダー問題とは一線を画すと言われている将棋界(ルール上は男女の差を設けていない完全競争の世界)ですが、その実は「見えないジェンダーの壁が存在する世界」とワタクシは考えています。

 

 ここで、「女性初のプロ棋士」が誕生する意義は大変大きいと思います。

 第5局(試験官 柵木幹太四段)は年明けに行われます。日程はまだ決まっていないようですが、将棋界だけの話題ではなく、ジェンダー問題を象徴する対局になると思います。

 注目いたしましょう!

 

 


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【有馬記念が終わって・・】 2025年のJRAは大混戦? どの馬がリードしていくのか⁉

2024-12-25 03:12:12 | 競馬

 

 有馬記念が終わって、週末にはまだホープフルSがありますが、2025年の古馬戦線を中心に展望してみたいと思います。

 

 まずは中長距離路線

 主役だった5歳のドウデュースが引退、そして次代を牽引すると期待されていた3歳ジャスティンミラノが屈腱炎で電撃引退となったので、この中長距離路線は主役不在で大混戦模様となっています。3歳牝馬レガレイラが有馬記念を勝ったことで、この馬を中心視する向きもありますが、いやいや54㎏でハナ差勝利のレガレイラがそのまま主役に就くとは思えません

 現3歳世代では、このレガレイラと牝馬二冠のチェルヴィニア。そして牡馬勢からは菊花賞馬アーバンシックとダービー馬ダノンデサイル、そして仏遠征からジャパンカップ2着のシンエンペラーの5頭。

 現4歳世代からは、まずは世代の牝馬三冠で香港カップ2着のリバティアイランド。そして香港カップであわやの3着のタスティエーラとジャパンカップで同着2着となったドゥレッツァ、そして大阪杯を勝ったベラジオオペラの4頭。

 現5歳からは、世代を代表するイクイノックス・ドウデュースがターフを去りましたので、残るのはジャスティンパレス1頭。

 現6歳からは、天皇賞春を勝ったテーオーロイヤルと、現役続行を検討中のシャフリヤールの2頭。

 正直にいって、この中から圧倒的な存在が出てくるイメージが湧きません。むしろ、毎回主役が交代するような大混戦の様相に思えます。こういう年には、新3歳勢の中からスーパースターが生まれる可能性が膨らんできます。

 

 次はマイル路線

 絶対的な王者が不在のマイル路線ですが、来年は現3歳世代が席巻する気がいたします。

 その現3歳勢から、まずはNHKマイルCを勝ったジャンタルマンタル。香港マイルは残念な結果でありましたが、仕上げが万全とは思えませんでしたから、来春の安田記念で巻き返してくれると思います。そして毎日王冠を快勝したシックスペンス。切れるマイラーとして天下を獲る可能性は十分。

 現4歳勢からは、マイルCS2着のエルトンバローズ。右回りでも左回りでも着実に伸びてきます。特にGⅠクラスの厳しい流れが得意なのも頼もしい。

 現5歳勢からはガイアフォース、そして現6歳勢からはマイルCSを勝ったソウルラッシュ。地力の高さは証明済ですので、現3歳勢がボヤボヤしていると、トップの座を暫く譲ってくれないかもしれません。

 

 そしてスプリント路線

 まず4歳勢は、スプリンターズSを勝ったルガルと京阪杯を勝ったビッグシーザーの2頭。

 5歳勢からは、高松宮記念を勝ったマッドクール、同2着のナムラクレア、スプリンターズS2着のトウシンマカオ、香港カップ3着のサトノレーヴ、そして昨年のスプリンターズSを勝ったママコチャの5頭。

 このメンバーの中から抜け出すのはルガルか、あるいはサトノレーヴか。それとも引退しなければ、ルメール騎手を鞍上に迎えるナムラクレアなのか!

 

 最後はダート路線

 ここは何と言っても、3歳勢のフォーエバーヤングミッキーファイトの2頭。フォーエバーヤングは、ダートの本場である米国ケンタッキーダービー3着、ブリーダーズカップクラシックで3着と世界最高峰の舞台で大活躍していますので、ダントツの存在と言えます。3歳勢NO.2ミッキーファイトは、先日の名古屋大賞典でノットゥルノ・ヤマニンウルス以下の強い古馬陣を粉砕この2頭が来年のダート界を牽引しそう

 もちろん、4歳以上も世界で活躍しているウシュバテソーロウィルソンテソーロの両馬のほか、ドゥラエレーデハギノアレグリアスなどもいますが、フォーエバーヤングにどこまで迫れるか。

 まずは年末の東京大賞典で各馬が揃いますので、ここで力関係がはっきり分かると思います。

 

 

 上記のとおり、ダート路線を除くと、どの方面も中心となる馬が確定しておらず、大混戦の様子

 こういう時代こそ、次のスーパースターホースが生まれやすくなっているはず。このあたりを意識しながら、来年もJRA競馬を楽しんで参りましょう!

 

追加3歳クラシック戦線については、例年どおり、年初の当blogで展望させて頂きます。

 

 


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【競馬】 重賞4勝の7歳牡馬ディープボンドが引退 京都競馬場の誘導馬へ・・

2024-12-24 00:45:00 | 競馬

 

 12月22日の有馬記念をラストランに、7歳牡馬ディープボンドの引退が発表されました。引退後は、京都競馬場で誘導馬になるそうであります。

 祖父ディープインパクトから「ディープ=深い」、父キズナから「ボンド=絆」の名を受けて、「ディープボンド=深い絆」と名付けられた由。それにしても、ディープボンドは無事是名馬を地で行く馬でありました。2歳秋にデビューしてから30戦5勝で、うち重賞4勝(仏GⅡフォア賞を含む)の戦績。また国内GⅠ2着が4回、3着が1回と、GⅠ勝利にはあと一歩で手が届きませんでした。

 

 

 無敗の三冠馬コントレイルの同期で、オーナーが同じ前田晋二氏だったので、三冠レース全てにコントレイルと共に出走。コントレイルと並走して走るシーンは、まるでコントレイルのボディガードのような存在に見えました。

 3歳春の京都新聞杯(GⅡ)で重賞初勝利、ダービー5着、菊花賞4着のあと、4歳春の阪神大賞典(GⅡ)を制覇。そのあとの天皇賞春は勝ったワールドプレミアから3/4馬身差の2着。その年の秋にはフランス遠征に挑戦して、凱旋門賞の前哨戦フォア賞(GⅡ)を勝利年末の有馬記念でも勝ったエフフォーリアから3/4馬身差の惜しい2着で、この時はクロノジェネシスやタイトルホルダーに先着しています。5歳春の阪神大賞典(GⅡ)を連覇したあとの天皇賞春は、またしてもタイトルホルダーの2着。翌年の6歳春の天皇賞春でもジャスティンパレスの2着。そして7歳春の天皇賞春もテーオーロイヤルの3着と、あと少しのところでGⅠには手が届きませんでした。

 

 マイルGⅠや2000mGⅠで、これだけの成績を収めていたら種牡馬への道があったと思いますが、3000m以上の長距離重賞での戦績が中心であるため種牡馬にはなれず、功労馬として京都競馬場の誘導馬の役割が用意されたようです。

 ノースヒルズの前田幸治オーナーからは、「ディープボンドは夢と感動を与えてくれました。GⅠは勝てませんでしたが、私にとってキズナの代表産駒です。心からありがとう!と言いたいです」と感謝のコメントが出されています。

 

 怪我をせずに、GⅠ戦線を中心に30戦も走り切ったディープボンド。

 本当にお疲れ様でありました。

 これからは京都競馬場の誘導馬として、あらためてファンの声援を受けながら、長生きしてくれることを祈っております!

 

 


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【GⅠ回顧】 有馬記念・阪神カップ

2024-12-23 03:52:17 | 競馬

 まずは京都の阪神カップ

 勝ったのは、ミッキーアイル産駒の5歳牝馬ナムラクレア。後方12番手待機で脚を溜めます。逃げたアサカラキングの前半3ハロンのラップは34秒4とややゆったりした流れに。直線に入ると、逃げ粘るアサカラキングの外からダークエンジェル産駒マッドクールが抜け出します。そこに大外からナムラクレアが豪快に差し切って1/2馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分20秒1。2着マッドクールから3/4馬身差の3着には、最後方16番手から追い込んできたファー産駒オフトレイル、クビ差の4着には、後方14番手からセリフォス、さらにハナ差の5着には、4番手からクロフネ産駒の牝馬ママコチャ

 勝ったナムラクレアは、これで重賞5勝目。ここまでは芝1200mの重賞を4勝していましたが、ここで1400mの阪神カップを勝ちましたので、距離延長にも対応できる成長を見せたということ。それにしてもナムラクレアの力をフルに引き出したルメール騎手は本当に凄い来年も走ることとなれば、芝1400mの豪GⅠ等への挑戦など楽しみなのですが、メインシナリオは繁殖入りでしょうから、そんな夢も幻になりそう・・

 2着マッドクールは、さすがGⅠ馬の貫禄という感じ。3着オフトレイルはこの3着で、十分にマイル路線への参戦のお墨付きをもらったということ。そして今回がラストランの4着セリフォスには、新種牡馬としての活躍を祈りたいと思います。

 

 

 そしてGⅠ有馬記念

 勝ったのは、スワーヴリチャード産駒の3歳牝馬レガレイラ。好スタートから5番手追走を選択。逃げたエピファネイア産駒ダノンデサイルの前半1000mのラップは1分2秒9と超スローの流れに。残り800m過ぎからダノンデサイルがロングスパートをかけ、直線に入ると粘り込みを図ります。ここに、外からディープインパクト産駒シャフリヤールとレガレイラの2頭が併せ馬状態のまま先頭へ。ゴール版までクビの上げ下げが続いて、レガレイラがハナ差前に出て勝利。良の勝ちタイムは2分31秒8。2着シャフリヤールから1馬身1/2差の3着には逃げたダノンデサイル、1/2馬身差の4着には2番手からベラジオオペラ、さらに3/4馬身差の5着がジャスティンパレス

 勝ったレガレイラは、昨年暮れのホープフルS以来のGⅠ2勝目牝馬ながら牡馬との厳しい闘いに挑み続けて、3歳でグランプリホースに輝きました。何と3歳牝馬が有馬記念を勝ったのは、スターロッチ以来64年ぶりの偉業とのこと。それにしても、最優秀3歳牝馬には、グランプリホースのレガレイラなのか、牝馬二冠のチェルヴィニアなのか、どちらが選ばれるのか。木村哲也調教師からすると贅沢な悩みでありますね。

 2着シャフリヤールは、またしても惜しい敗戦となりました。超スローの瞬発力勝負なりましたので、中団9番手にいたシャフリヤールには厳しい展開でした。上位馬1着、3着、4着ともに5番手以内に居た馬たちですから、一番強い内容だったのはシャフリヤールだと言えます。

 3着ダノンデサイルは、自分のレースに徹した感じ。力を出せなかった菊花賞とは異なり、自らレースを作っての3着ですから、これは誇って良い内容だったと思います。4着ベラジオオペラも好スタートから2番手追走で、この馬の力を出したレースでした。逆に5着ジャスティンパレスは、またしてもスローペースに泣かされた感。中団10番手から内を突いて伸びてはしますが、とにかくツキがない。

 1番人気で6着のアーバンシックは、スタートの出遅れが痛かった併せてスローペースでリズムが悪くなりました。今回は参考外とすべきだと思います。

 

 


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【2歳戦回顧】 12月21日~22日

2024-12-22 15:54:10 | 競馬

 

 土曜日は中山1Rダート1200mを勝ったマクフィ産駒トリリオンボーイ。4番手追走で脚を溜めます。逃げたフォーウィールドライブ産駒エルオレンスの前半3ハロンのラップは34秒0と流れるペースに。直線に入ると、逃げるエルオレンスを早め捉えてトリリオンボーイが抜け出して、そのまま2馬身1/2差をつけて完勝。ダート良の勝ちタイムは1分12秒0。2着には3番手からヘニーヒューズ産駒チャロ、2馬身1/2差の3着には逃げたエルオレンス

 

 中山3R芝1600mを勝ったブリックスアンドモルタル産駒の牝馬コムユンブリュム。好スタートから先頭に立ち、そのあとオカサゲンに前を譲って2番手追走へ。前半3ハロンのラップは34秒8と平均ペースに。直線に入ると、まずはロードカナロア産駒スターリーナイトが先頭に立ちますが、これをコムユンブリュムが捉えて、そのまま1馬身1/2差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分34秒5。2着スターリーナイトから3/4馬身差の3着には、7番手から差してきたストロングリターン産駒プリンセスロロ

 

 京都4R芝2000mを勝ったキタサンブラック産駒の牝馬リンクスティップ。好スタートから2番手追走へ。逃げたウインベラーノの前半1000mのラップは1分1秒7と平均ペースに。直線に入ると、リンクスティップが早め先頭に立ち、後続を突き放します。そのまま2馬身1/2差をつけて完勝。良の勝ちタイムは2分0秒8。2着には、4番手からエピファネイア産駒ロットプラータ、2馬身差の3着には、3番手からデクラレーションオブウォー産駒ディープサミット

 

 京都5R芝1600m新馬を勝ったフランケル産駒の牝馬フランクスピード。5番手追走で脚を溜めます。逃げたダディーズグーグーの前半3ハロンのラップは34秒8と平均ペース。直線に入ると、馬場の外からフランクスピードが早め先頭に立ちます。後続を突き放して、そのまま3馬身1/2差で圧勝。良の勝ちタイムは1分35秒5。2着には、中団10番手から追い込んできたロードカナロア産駒テーオーノーベル、クビ差の3着には、4番手から差してきたエピファネイア産駒デアリングエア

 

 中山5R芝1800m新馬を勝ったエピファネイア産駒の牝馬ジョスラン。好スタートから2番手追走を選択、そして向こう正面で先頭に立って逃げへ。前半1000mのラップは1分4秒9と上手くスローに落とします。直線に入ると、ジョスランがスピードを加速、後続を突き放します。そのまま2馬身1/2差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分51秒2。2着には、2番手からウインブライト産駒ウインスティ―ガ、1馬身差の3着には3番手からシルバーステート産駒メルヘンライズ

 

 中山7Rダート1200m(2歳1勝クラス)を勝ったダノンレジェンド産駒カネショウレジェン。好スタートから2番手追走を選択。逃げたクオリティロード産駒ドンパッショーネの前半3ハロンのラップは34秒6と流れるペースに。直線に入ると、逃げ粘るドンパッショーネにカネショウレジェンが並びかけ激しい競り合いに。残り50mのところでカネショウレジェンが抜け出して2馬身差で完勝。ダート良の勝ちタイムは1分11秒3。2着ドンパッショーネから5馬身差の3着には、中団8番手から差してきたドレフォン産駒アンズアメ

 

 京都9R芝1400m万両賞(2歳1勝クラス)を勝ったキタサンブラック産駒の牝馬ライラ。好スタートからマイペースの逃げへ。前半3ハロンのラップは35秒9と上手くスローに落とします。直線に入ると、ライラがスピードを加速、後続はなかなか差を詰めることが出来ません。そのまま1馬身1/2差をつけてライラが快勝。良の勝ちタイムは1分21秒7。2着には、後方9番手から追い込んできたエピファナイア産駒ヤンキーバローズ、クビ差の3着には、3番手からキングマン産駒フードマン

 

 日曜日は中山1Rダート1200mを勝ったユニファイド産駒エコロヴァイス。好スタートからスピードを活かした逃げへ。2番手のロードカナロア産駒カウスリップとの2頭で作った前半3ハロンのラップは33秒9と流れるペースに。直線に入っても、2頭の激しい競り合いが続きます。残り50mのところでエコロヴァイスが前に出て、そのまま1馬身3/4差をつけて快勝。ダート良の勝ちタイムは1分12秒1。2着カウスリップから1/2馬身差の3着には3番手からダノンレジェンド産駒スターランウェイ

 

 京都2R芝1600mを勝ったサンダースノー産駒グラファイティアート。後方16番手待機で脚を溜めます。逃げたセクシーマージュの前半3ハロンのラップは34秒9と平均ペース。直線に入ると、逃げ粘るセクシーマージュを追いかけて、残り200mのところでキタサンブラック産駒キントラダンサーが先頭に立ちます。しかし、すぐに大外からグラファイティアートが豪快に差し切って、後続に1馬身1/2差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分34秒8。2着には、後方13番手から差してきたノーブルミッション産駒パープルパライソ、1/2馬身差の3着にキントラダンサー

 

 京都3R芝1400mを勝ったモーリス産駒ウインストン。好スタートから2番手追走へ。逃げたロードカナロア産駒ハリウッドメモリーとウインストンの2頭で作った前半3ハロンのラップは34秒5と平均ペースに。直線に入っても、2頭の激しい競り合いが続きます。残り100mのところで外のウインストンが前に出て、そのまま1/2馬身差をつけて勝利。良の勝ちタイムは1分21秒6。2着ハリウッドメモリーから3馬身差の3着には、中団後方から追い込んできたモズアスコット産駒ザカリナン

 

 中山3R芝1200mを勝ったイフラージ産駒ミクストペリーズ。中団7番手追走で脚を溜めます。逃げたソレイケギンチャンの前半3ハロンのラップは33秒5とハイペースの流れに。直線に入るとまず、最内を突いてフォーウィールドライブ産駒シルフレイが先頭に立ちますが、これを大外からミクストペリーズが豪快に差し切って1/2馬身差で快勝。良の勝ちタイムは1分9秒8。2着シルフレイからハナ差の3着には、後方14番手から追い込んできたタワーオブロンドン産駒ベルリネッタ

 

 中山4R芝2000mを勝ったエピファネイア産駒の牝馬ロジャリーマイン。最後方17番手待機で脚を溜めます。逃げたヘヴンウィンドの前半1000mのラップは1分1秒1と流れるペースに。直線に入ると、逃げ粘るヘヴンウインドを大外からロジャリーマインドが残り200mで交わして抜け出します。そのまま後続に1馬身1/2差をつけて快勝。良の勝ちタイムは2分1秒3。2着には、5番手から差してきたサトノダイヤモンド産駒カーミングライツ、1/2馬身差の3着には、2番手からスクリーンヒーロー産駒ウアーシュプルング

 

 京都6R芝1800m新馬を勝ったサートゥルナーリア産駒の牝馬マトラコーニッシュ。最後方13番手待機で脚を溜めます。逃げたラムセスノムスメの前半1000mのラップは1分2秒5とややスローの流れに。直線に入ると、逃げ粘るラムセスノムスメを横目に、大外からマトラコーニッシュが豪快に抜け出して後続に1馬身3/4差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分49秒9。2着には、5番手から差してきたカリフォルニアクローム産駒メイショウビストロ、1馬身1/4差の3着には、9番手から追い込んできたエピファネイア産駒レフレクシオ

 

 中山6R芝1600m新馬を勝ったロードカナロア産駒ディオデルマーレ。4番手追走で脚を溜めます。逃げたリアルスティール産駒ショウナンマリーナの前半3ハロンのラップは36秒2とスローの流れに。直線に入ると、逃げ粘るショウナンマリーナがそのまま押し切りを図るかというところ、ゴール手前でディオデルマーレがアタマ差前に出て勝利。良の勝ちタイムは1分36秒6。2着ショウナンマリーナからアタマ差の3着には2番手からスクリーンヒーロー産駒ウインキララ

 

 


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