アートインプレッション

株式会社アートインプレッションは、美術展の企画を主な業務としている会社です。

岡山県立美術館 閉幕間近!!

2011-10-31 14:54:57 | 皇帝の愛したガラス
岡山県立美術館「皇帝の愛したガラス展」
もうすぐ閉幕!!


現在、岡山県立美術館で開催されている
国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス展が、11月6日(日)、今週末をもって閉幕となります



これを逃してしまうと、もうこの作品たちにはあえません!!
この展覧会は、岡山県立美術館で終了。
エルミタージュ美術館に返さなくてはなりません。

あの作品も・・・



この作品も・・・



あれも・・・


これも・・・


み~んな・・・

    


もう見れなくなってしまいます。
エルミタージュ美術館に行ったとしても、膨大な作品を収集しているので、展示されているとは限りません

是非、この機会を逃さないように、岡山県立美術館におでかけください。

ちなみに、お向かいにある後楽園。


菊花大会が開催中。
菊も、そしてサザンカも見頃だそうですよ

上記写真は後楽園HPより


<岡山県立美術館へのアクセス>
2011年10月1日~11月6日 開催中

詳細はこちらをクリック岡山県立美術館ー交通のご案内
JR岡山駅から徒歩15分
路面電車/岡山駅前電停1番乗り場
       東山行「城下」下車徒歩3分
岡電バス/岡山駅バスターミナル4番乗り場
       藤原団地行「美術館前」下車すぐ
地下駐車場:38台(入口は当館北側)


函館美術館「陶酔パリ・モンマルトル」展 続・見所紹介!

2011-10-31 12:25:23 | 陶酔のパリ・モンマルトル
北海道立函館美術館
「陶酔のパリ・モンマルトル1880-1910」見所紹介!




展示会場中、意外と多く目にするのが上の写真のような書籍・プログラム類。
本展出品作品の約3分の1を占めています。

というのも、19世紀末はポスターや書籍、新聞等への挿絵がメジャーな芸術として注目されており、ロートレックをはじめ、世紀末世代の芸術家がこぞって挿絵を描いた時代なのです。
本展で取り上げている「アンコエラン(支離滅裂派)」や「フュミスト(冗談好き)」の芸術家グループも『シャノワール新聞』を発行し、ここぞとばかりに社会風刺や冗談を飛ばし合っていました。

なかでも「アンコエラン」らしいのが、下の挿絵を描いた「著名なるサペック」氏。

《パイプを咥えるモナ・リザ / 『リール(笑い)』紙の挿絵》ウジェーヌ・バタイユ(通称サペック)作 1887年

「著名なるサペック」氏は、サペック自身が行ったことに加え、本当かどうかわからないような奇行の数々を新聞作家のアレーがもっともらしく報告することで出来上がった人物像です。本人、アレー、フュミストの友人、アレーのコントの読者らが全員で捏造、普及、伝説化していった、まるで現代のネット小説のキャラクターのような人物でした。(田中晴子著『フュミスム論』参照)

他にも、
 

左:《アールザンコエラン展のカタログ表紙》 ジュール・シェレ作 1886年
右:《カフェ・デ・ザンコエラン》 ジョゼフ・ファヴロ作 1886年


不条理や狂気の象徴とされていた月の中へ飛び込んでしまうポスターや、展覧会での一風変わった出品作品をまとめたものが、本のイラストとして面白おかしく紹介されています。
特に第1章のコーナーで沢山展示されていますので、美術館にお越しの際には是非お楽しみ下さい。

この他、会期中は函館美術館学芸員による
毎水曜日のレクチャー「ちょっとオシャレにフランス美術~フランス美術のダイナミズム」
毎土曜日の映画上映会
など、様々なイベントが催されますので、お見逃しなく!


写真提供 弊社スタッフ 木村はるか

おまけに、、
JR函館駅から徒歩10分のところにある「金森赤レンガ倉庫」。
「シャ・ノワール」と同時代に建てられた倉庫で、現在もお土産屋さんやレストラン、コンサート・ホールのある観光名所として多くの人に愛されています。



北海道立函館美術館
■市電(路面電車)
「函館駅前」から湯の川方面行乗車。「五稜郭公園前」下車徒歩7分

■バス
「函館駅前」から函館バス105系統/106系統乗車。「五稜郭公園入り口」下車徒歩3分

■タクシー
JR函館駅より約10分
 函館空港より約20分

詳しくは北海道立函館美術館アクセス情報をご覧下さい。