ヘレンド展 図録デザイン
ハンガリーの陶磁製品の象徴であるヘレンド。
展覧会開催に際して、ヘレンドの魅力を存分に感じられる素敵な図録を作成しました

本日は、ヘレンド展の図録について、少しご紹介したいと思います




ヘレンド展図録 (右)表紙 (左)裏表紙
ご覧下さい


ピンクとブルーのパステルカラーがヘレンド作品の可愛らしい雰囲気を表現しています


表紙の「Herendi」(ヘレンドのハンガリー語表記です

豪華絢爛たる作品のイメージを表現しました

背表紙は、本展覧会で展示されている色絵金彩「ハンガリアン・ナショナル」文カップ・受け皿の文様をあしらっています


色絵金彩「ハンガリアン・ナショナル」文カップ・受け皿 1896年頃 ブダペスト工芸美術館
「ハンガリアン・ナショナル」文様は、16世紀から17世紀まで遡るハンガリーの伝統的なモチーフです。
ヘレンドの「ハンガリー・ナショナル」が誕生したのは、19世紀末。
建国1000年祭に向けて、ハンガリーの民族意識を高揚させるような研究や収集活動が盛んに行われているころでした


この流れを汲み、ハンガリー固有の典型的な装飾文様であるカーネーションやチューリップ、ザクロや蔓(つる)の絵柄が
「ハンガリアン・ナショナル」としてヘレンドのモチーフ・コレクションとして加わったのです


図録の中身を少ーしだけご紹介

図録にも、ヘレンドの成り立ちやハンガリーの歴史背景についても詳しく取り上げており、
見た目だけでなく、内容も非常に充実したものになっています

展覧会にお越しの際は、是非お手に取ってご覧下さいませ
