☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

妖精パーティ

2008-06-13 17:38:35 | 風話

今から十数年前のこと。
夏、信州蓼科の森のなか。
友人の別荘に泊まって夕方みんなで森に出かけた。
「妖精パーティ」を開くのだ。

「妖精パーティ」は前日も行われていたらしいが
暗くなってから始めたためかちょっと怖い事があったらしく
この日は明るいうちに始めようと言う事だった。

「妖精パーティ」って何だろう。
わくわくしながら出かけた。

静まり返った森の中ちょっと木々が切り開かれ
祠の後らしきものもある。
大きな木に耳を当てるとドクドクと水を吸い上げる音がする。
まさに森林浴、気持ちがいい。

友人の一人が、中国から持ち帰った「玉」でちょっとした儀式を行い
甘い食べ物や花を飾って「妖精」をお迎えする準備は整った。
あとは火をおこして野菜をいためたり
食べたり飲んだりおしゃべりして楽しい時を過ごした。
 
今夜は怖い事など何も起こらなかった。
だんだん夜は更けていく…

ふとメイン席の切り株を見ると何かの気配がする。
何かちょっと厳粛な感じ、確かに見える!!
幻視?あるいは霊視?(この言葉あまり好きではない)
1メートルたらずの人、座敷童子型、でも着物ではない。
ちょっと昔型の洋服か?
3人切り株に座ってこっちを観ている。
後にも数人、、、

その頃私は「霊感少女」と呼ばれていたが
(少女というにはちょっといやかなり気がひける年ではあったが)
そう呼ぶ友人に「いるよね」!
「確かにいるよ」「うん」「あそこに」うん、確かに…
怖くはない。がしかし…
ちょっと怖いのは目の玉が動かない事なのだ!!
ちょうど奈良美智の描く女の子に似ている。
私は山の「精霊」だ!!と思った。
 
それからもパーティは続き
きつねがひょこひょこと現れて(もちろん本物!)
お尻を振りながら帰っていったり
人工衛星がゆっくり回っているのが見えたり
UFOがたくさん出てきたり
(よくUFOを観るという人も参加していてあの光り方は本物!だとか)
楽しくとても不思議で思い出深い夜になった。

それから精霊たちには何度か会っているが
最近は期待してるのに姿を見せてはくれない。
 
本当に不思議なことなのだが
ほんの最近まであの「妖精パーティ」に
何故「精霊」が姿を見せてくれたのか
気がつかなかったのだ。
「妖精=精霊=和製フェアリー」だったことに。
あのとき、「玉」まで使ってお迎えをしたのだから、
メインゲストと来て下さったのだ。

またぜひとも、会いたいものだ。

                 
コメント
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