駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

招いていない住人

2015年08月19日 | 自然

  

 この三日間は雨と曇天で、いくらか涼しい。人間は我が儘なもので、三日も続くと暑くても青空が見たくなる。冬曇天が続く北陸の人達はきっと暑くても夏空が好きだろうと、連想が働く。

 以前はよく女房の金切り声が聞こえたが、この頃は慣れたようで大声は出ない。これから二ヶ月ほどは怪しげな住人がしばしば姿を現す時期だ。土地を購入してローンで建てた自宅なので、自分の家と思っていたのだが、いつの間にかヤモリ、ムカデ、蜘蛛・・・ゴキブリなどが無断で我が物顔に住んで?居るらしい。一時、鼠も居たような気がするが幸いこの頃は足音がしない。庭でアオダイショウを見かけたことがあるが、鼠を食べに来たのかも知れない。まあ、毒蛇でなければ歓迎はしないが大目に見たい。

 好きではないがヤモリ、蜘蛛やムカデ(大きいのは困る)は家賃を払わないが許容している。ゴキブリだけはどうしても好きになれず、殺虫剤をかけたり、新聞紙で叩き潰しするのだが、逃げ足が速く、逃げられてしまうことが多い。世に昆虫好きは多いがゴキブリを集めている人は知らない。大の嫌われ者だが、それだけ生命力は強いようで、今も主婦やシェフに目の敵されながら世界中のキッチンを走り回っている。尤もそのゴキブリまでも食べてしまう人達が中国南部には居るらしい。凄い、五十メートルの鉄塔に登れる人と同じように尊敬してしまう。

コメント (4)
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