
地上波のテレビはほとんど見ないが、歌謡番組が減ったというか無くなったようだ。時代の流れというものだろうか、ゆっくり歌を聴く人も居なくなり、名曲名歌手も減ったような感じがする。
六十年の昔、中学校の卒業謝恩会で、校長が「ゴンドラの歌」を熱唱した。十五歳の卒業生にはもう一つピンとこなかったが、今から思えば校長先生の気持ちは分かる気がする。出席していた母は「まあ」というような反応だったと記憶する。
今ではテレビの代わりにユーチューブで森繁久彌から森麻季、そしてサイモンとガーサンクルからリズ・ミッチェルまで時々聞き入っている。
心に歌詞が歌声が響き、脳髄から五臓六腑に沁み渡る。