駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

評価は悪口と違う

2011年04月11日 | 町医者診言

 官より悪い菅などと評価することを、悪口だから良くないという反発牽制が一部にある。確かに足を引っ張るだけ、自分の溜飲を下げるためだけに長や上司を虚仮にするのは建設的ではないだろう。しかし、評価なしに建設的な仕事は成し遂げられない。官より悪い菅というのは言葉遊びのように聞こえて、確かにやや不謹慎に響くかも知れない。しかし、だからけしからんと問答無用にはね除けるのは短絡というか思考停止だろう。

 じゃあ代わる人はと聞かれて、民主党内に次の人物が育てられていないのは確かで、それも彼の器の小ささを表わしていると思うが、菅氏には失礼でも菅氏よりましな人は多く居る。

 官僚使いの上手いのは一に亀井二に菅三に仙石だと菅氏が言ったと聞いて驚きあきれてしまう。官が嫌うのは一に菅と聞こえてくる。蛇蝎の如く嫌われている上司が部下を動かせるわけがない。病識(自分が病気だという意識)のない患者ほど、治療が難しく厄介な存在となる。まして、それが時の総理ときては、病膏肓の恐れがあり、本当に心配している。

 何よりも内閣は政府を十全に機能させるのが仕事だ。精一杯やっている、それは理解している。但し、田舎初段の精一杯ではこの問題は解けないと申し上げておかねばならない。


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