話の上手い人、興味深い話の出来る人をストーリーテラーと言う。友人にも何人かストーリーテラーが居て、食事会の時など楽しい話を聞かせてくれる。唯、話がうまいだけでは不十分で飽きない嫌味がないというのが、本当のストーリーテラーだと思う。
自分はストリーテラーではないが、ストーリーリスナーではあったなと思う。特定できないから書いてもいいのかもしれないが、書くわけにはゆかない知りたくもない秘密を聞かされたり、何処まで本当だか分からない不思議な話を聞かされてきた。奇妙な話あり得ない話でも本人は信じ込んでいる?から本当のことのように話される、作話と思いながら全否定はできない気がしたものだ。
まるで嘘のような本当のこともいくつか経験した。これは書いても良いと思うが、爺さんが大往生で亡くなった。「お亡くなりになりました」と一礼して頭を挙げるといつの間に集まったか、七、八人の娘孫娘たちが皆泣いている。それが全て絶世の美女でたまげたことがあった。