昨日は観戦できる時間帯の放映だったので、内科医会からとって返しザックジャパン対ブラジル戦を見た。試合開始十分、これは行けるのではないかと思うつかの間、僅かな隙を突かれミドルシュートを決められてしまった。中距離からワンバンドでポストぎりぎりの球筋で、フォーアームの川島もあと数センチではじき出せなかった。
FIFAランクもベストテン以下の弱いはずのブラジルだったが、なんだかまじめにやっているのかいなと思わせて徐々に強いブラジルが本領を発揮し、いつの間にかザックジャパンは空回りの完敗であった。
これが試合というものなのだろう。力こぶのフル回転は巧妙にいなされ、隙があると見るや一気呵成に攻めてくる。解説者の清水さんが指摘したとおり、先取点の取られ方から、抜かれるのを恐れ守備のラインを下げてしまったために、相手の緩急ペースから隙を突く試合運びに翻弄されてしまった。安全大好きジャパンの顔がここにも覗いた。失点を恐れぬぎりぎりの勝負をしないと、勝ち目がなくなる勝負の要諦を教えられた試合だった。
安全は安全第一では守れない?!。