家計の全支出の内食費の占める割合をエンゲル係数と言い、地域、世帯の構成、所得によって違ってくるが平均で23-26%と報告されている。全支出の内電子情報(携帯パソコン)に使われる費用はどれくらいのものなのだろう。これを取り敢えずネット係数と呼んでみたい。食費まではいかないにしても結構な額になっているのではと想像する。10%近いような気がするがどうだろう。電子情報は費用だけでなくそれに使われる時間にも問題がありそうだ。電車に乗ると混んでいなければ5,60%の人が携帯を見たり弄っている。高齢者では少なめだが、若い人は80%近く居る。
音もなく急速にインターネット利用が広がった。良い面と悪い面があるのだが確かなことはこの状態は元に戻せないことだ。社会構造が複雑化しているところに玉石混淆の情報が溢れ出し、それにコマーシャリズムの手法が絡むから妥当な判断適切な判断の浸透が難しくなっている。
エンゲル係数は解釈がさほど難しくないが、ネット係数は費用以外内容の波及効果というか影響力も考慮せねばならずそれだけ解釈が難しい。学者の先生方には力を入れて研究してほしい。