土日は内科学会総会で東京に泊まった。いつもは全国紙を頼んで読むのだが、京都に泊まる時は京都新聞を読むので、東京だから東京新聞にしてみようと読んでみた。目から鱗が落ちた。えー、日本にまだこんなに自由で自立した新聞があるのかと驚いた。
メディアの多様化で読者が減ってきてはいるようだが、新聞にはまだメディアのリーダー的な存在感がある。読者には社会を見る窓となっているだろう。全国紙にはそれぞれ特徴があるが、どうも重く歯切れが悪い。それぞれに一定の支持層というか伝統があるせいだろう。
東京新聞がどのような背景伝統を持っているかはよく知らないが、ざっと読んで、おいおいそこまで書いて大丈夫かいというか、勇気があるなあと感心した。京都も古い伝統があるのに進取の精神を持っていると感じるのだが、東京には闊達な気風の良さがあるようだ。