駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

桝添氏を選んだのは都民

2016年05月13日 | 町医者診言

                     

 三寒四温が三涼四暑に変化してきた。三涼四暑などという言葉はないと思うが、気温の揺さぶりが続いている。今朝は歩くと汗ばみ、今年の夏は猛暑ではと、今から懸念している。

 暑いといえばマスコミが桝添東京都知事の話題で沸騰している。詳細は知らないが、どうも非難の斉唱で、些か違和感を感じる。

 舛添氏は確か厚労大臣として官僚の評価は高かったはず、行政手腕を買われて?知事に選出されたのではなかったのか。単に芸能活動で知名度が高かったからではないと思っていたが。いずれにしても都民の選んだ人だ。品性にいささか疑問があることは都知事選の時に駅前糸脈でも指摘しておいた。それでもバランスが取れ有能な人物だとして、都知事に選ばれたのだろうと地方都市在住の私は理解していた。

 勿論、都民全ての声ではなく、例によってマスコミ記者が毛嫌いする人物であったことも災い?しているのだろう。私の選んだ人が、二三年で違ったとかいう事例には事欠かないが、そうした場合は恋は盲目ということもあるだろうといくらかは理解するが、舛添氏の場合は十年の長きにわたり晒しの仕事をしていた人物なので、思ったのとは違ったあるいはそれ見たことかの斉唱にはどうも同意しがたい。完璧な人物なんていないのが世の中、人畜無害ならともかく有能な人には、影が付きまとうものだ。けしからんと息巻く人もスケールは小さくても、まったく後ろ指をさされないということはないだろう。どうも人を糾弾する時は、急に立派な人物になるのはおかしい感じがする。

 当然、私も品性に問題のある行為と思っているが、返済はともかく辞めろとまでは思わない。賢い人だ、品性は治りにくいが、態度を変えることはできるるだろう。

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