今年に入ってからテレビよりもユーチュ-ブを見る時間の方が長くなった。以前はBSの報道番組を見ることが多かったのだが、出てくる人とキー局で大体言うことが予測できるようになったので興味が半減した。
新型コロナの影響が出る前から日本は内向きになり欧米に留学する若い研究者なども減っていた。知らない国との間には誤解が生じやすい。先日も書いたのだが韓国中国ロシアの生情報が不足している。それが何となくの嫌悪感に繋がっていると思う。
ユーチューブで動画を熱心に流してくれているので紹介してもよいと思うが、ロシアのキーロフ県に住む森翔吾さんのユーチューブを見て、大げさのようでもロシア観が変わった。翔吾さんはロシア中部の小さな田舎町にタタール人の奥さんと一歳数か月の娘と暮らしている。ロシアの庶民は広い大地と天空の下でプーチンどこ吹く風と楽しそうに暮らしている。日本に比べれば便利さで遠く及ばなくても日本人の忘れた素朴に生きることを楽しむ生活を目にして、自分の無知に気付かされた。勿論、彼のおおらかな人柄にもよるのだろうが、北の大地に根を張って生きるロシアの人々の暖かい息吹が伝わってくる。