駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

異常の長雨人心を萎ます

2020年07月10日 | 町医者診言

         

 

 いくら梅雨と言ったってこんなに大量の雨がこんなに長期間降るのは異常だ。おまけに湿度が苦手なはずの新型コロナが再流行し始めた。こんな時に今日から東京のプロスポーツ試合に五千人も観客を入れて良いのか?。

 陣頭指揮を執るべき人が、感染対策の予算委員会出席を拒否し、自ら招いた選挙違反の責任を取らず、官邸に潜んで抜き打ちの選挙対策を立てているというのだから、人心が萎むのは当然だ。BSテレビでブラジル大統領並みだと、流石の私でも言いにくいことを公言した同業者が居た、彼の診療所が苛めに遭わないことを祈りたい。我々は批判しているわけではない、批評しているのだ。

 新型コロナ対策委員会は形を変えただけで、実績を生み出す気配がない。忠臣西村を表に出して防護壁にし曖昧女帝との蜜月を謀らせるとは、人心を欺く策略ばかりに優れ危機を乗り切る誠意胆力が見られない。韓国やドイツでめざましく進むPCR検査は遅々として進んでいない。僅かに神奈川県が画期的なPCR検査装置を開発し、横浜湘南では曙光が見えているようで羨ましい。

 一体この重合する未曾有の危機に我が国の総理大臣はどこに居るのだろう。

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言葉が踊る社会

2020年07月09日 | 小考

              

 

 トランプの不都合な現実から目を逸らさせようとする新型コロナの99%は無害だという出鱈目の演説には、いつもの政治的意図をもった事実をねじ曲げた発言なのでまたかと思うだけだ。

 それに対し海外一部科学者の新型コロナには空気感染もあるという警告には眉をひそめる。一体どういう根拠があるのかデータが知りたい。空気感染もとはどういう意味で、数値的にどの程度かを示さなければ説得力はない。希なことであれば空気感染と騒ぐほどのことではないし、本当に空気感染するなら電車には乗れないし会議や授業も難しくなる。

 何だか欧米とアジアでは新型コロナの病態が違うような気もしてくる。本当に生活様式の違いだけで感染の広まり方に違いが生じているのだろうか。重症度の違いも人種的な理由だけだろうか、ウイルス自体に多少の差があるようだが、それがこうした差を生んでいる可能性もあるのではないかと疑問が湧いてくる。

 ニュースには、信憑性の解説が付いていないので、言葉が踊り出してしまう。メジャーなマスコミにはフォローする報道や、識者の解説をお願いしたい。

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果たして思いがけないことか

2020年07月08日 | 小考

            

 

 大雨が続き各地で水害が出ている。始めに熊本で痛ましい人命が失われる水没災害があったせいか、その後は人命が失われる被害は起きていないようだ。警戒警報が出ても人間は自分は大丈夫と思いがちで、避難行動が遅れることがある。二人に一人が癌になる時代だが、胃癌、肺癌が見つかるとまさかと言われる患者さんも多い。二分の一の確率は、まさかと言うほど小さくないのだが、自分は大丈夫と思ってしまうのだ。そう思わないと生活しにくいのは確かだが、他人事ではないという心構えは必要と思う。

 今回の豪雨は随分長引いている、一難去ってまた一難の感がある。人は何かが起きるとそれはやがて収まるので頭を下げてやり過ごせばよいと何となく日常生活から学んでいる。確かに株価なども急落してもやがて持ち直すとよく言われるし、山は登り坂の後には頂があり次いで下り坂になるけれども、デカン高原やチベット高原のように頂が続き中々下り坂が出て来ない所もあるし、土用波のように繰り返し襲ってくる波もある。波の中には周期が何百年何千年というものもあり、一生掛かっても感知できないものもある。

 これほどまでの例外ではないかも知れないが21世紀にはこの百年の記憶では間に合わない異変が起きているような気がする。新型コロナトランプ習近平の災禍はやがて収まると見ていて良いものではないように思う。二階さん習近平は国賓ではないでしょ、香港の人は他人と言うことですか。

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もう一つ力が入らない

2020年07月07日 | 世の中

             

 

 プロ野球もJリーグも始まったのだが、もう一つ力が入らない。元々大ファンというわけではないのだが、それでもニュースや新聞で結果を見一喜一憂していたし、時々はテレビ観戦もしてきた。しかし、今年はどうも結果を一瞥するだけだ。無観客試合だからということも多少はあるかも知れないが、相撲は無観客でも結構面白く見たので、長引く新型コロナで漂う無力感が影響しているような気もする。都知事選挙も何だか糠に釘のようで、盛り上がりなく終わってしまった。

 新型コロナは罹患した人の身体だけでなく、感染していない人間の心までも傷めるようだ。取り敢えず天気だけでも晴れて欲しい。新聞はまだ良いのだが、ネットのニュースは楽しくない。見なければよいのかもしれないが悪口のようなものが多い。多少難しくても楽しい前向きなものを増やして欲しい。随分悪く書かれた小池さんが圧勝した。対立候補が余程駄目だったのか、ネットネタがガセネタだったのかよく分からない。ヤフーニュースの構成がどのように作られているか知らないが、不機嫌な時代を助長するような作りは変えたらどうかと思う。一時グーグルニュースにしていたのだが、天気予報や番組表の関係でヤフーに戻ってしまった。もう一度グーグルニュースに戻ろうかと思う。

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一極集中を打破する好機

2020年07月06日 | 小考

                                                     

 

 今朝も雨、肩口と裾を濡らして出て来た。梅雨だから予想されるし今まではあまりそうも感じなかったが、雨曇天が鬱陶しい。豪雨の災害も伝えられるし心も晴れない。

 天候の他にも理由はあり、それは先行きへの不安だろう。経済の落ち込み生活の縮小は頭では理解できても心では受け入れにくい。長引く気配に不透明さが希望を挫いてしまう。インフルエンザは雨が降ると減少するのだが、新型コロナはそうでもない?ようだ。以前にも書いたが新型コロナウイルスには羽も足もない飛沫拡散で感染するので、マスクをして無言であれば、2m離れる必要はないはずだ。フェイスガードをすれば会話もしやすくなる。販売店では売り子がフェイスガードをし、客が身振り手振りを使えば感染しないと思う。より具体的な新型コロナ下の生活様式を科学的に編み出し政府は公表して欲しい。夜の接待業は申し訳ないが休業転業を保証と援助によって促さざるを得ないのではないかと思う。

 東京の一極集中を新型コロナを機会に口先の言葉だけでなく、推し進める必要がある。新しい生活様式以上に新しい生活の場を提供することが政府の仕事だろう。放送局にも地方の時代を来させたい。芸能人にも地方在住を勧めたい。どのみち全国ネットは続くのだから、差別と言われても独り身の芸能人は真っ先に地方に住めと言いたい。そうするとよい御縁があるかも知れない。地方にも十万都市は数多い、山谷野原では生きられないお天道様が苦手な人も大丈夫ですよ。

 ところで都落ちを死語にしよう、都離れ都上り・・、何かいい案はないか言霊で動く民族、名案を募集したい。

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