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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

実行実現力

2021年10月26日 | 人生
             

 ようやく陽気が暦通りになってきた。暑くもなく寒くもなく最近では貴重な時間だ。半世紀前にはこうした季節が二ヶ月ほどあったような気がするが、今では二週間ほどで、直ぐに暑くなったり寒くなったりする。春秋が短くなり服飾業界にも戸惑いがあると思う。かくゆう私も元々おしゃれにさほど興味はなかったのだが、たまに購入するのはもっぱらユニクロになってしまった。
 宣伝をするわけではないが、安くて品が良い。センスも私的には若作りで嬉しい。先日も家着を買ってきたのだが、福沢諭吉でお釣りが来る。
 アマゾンやユニクロの本当に凄いところはアイデアよりも実行力実現力と思っている。アマゾン的なことは何十年も前に自分でも夢想したことはある。おそらくアマゾンやユニクロのやり方は数多い人が思い付いていたと思う。但し、誰も実行実現できなかった。柳井さんとベソスはそれができた。そこに雲泥の違いがあるわけだ。
 たとえ毎日血圧を測定する体重を測る三十分の散歩をするといった小さなことでもやらねばと思うだけでなく実行できる人は違いを手にすることができると申し上げたい。
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よく分からない経済政策

2021年10月25日 | 政治経済
             

 経済評論家の話を聞いていると訳が分からなくなる。財務次官が異例の雑誌投稿で政府政治家のばらまき政策を批判しこのままでは国家財政は破綻すると警告した。現役の財務次官が政府政治家を飛び越えて発言するのは異例だしその内容も国家財政破綻危惧と驚くべきもので物議を醸しているのだが、その問題提起にその通りと間違っているの両極端の論評が経済評論家から出されている。
 経済素人の一般人にはどういうこととますます分からなくなる。中には財務次官を財務が何も分かっていない馬鹿と酷評する評論家までいる。大企業の経営者にはよく言ったと財務次官の考えに賛成の人が多いようだ。
 素人としては十万円配る政策は心ではばらまきでおかしいと感じ、頭では緊縮財政では危機を乗り越えられない気がする。
 なんだか日本の危機が実験材料になっているようだ。果たしてどっちが正しいのだろう。この問題を経済に正解はないのだとどう転んでも損をしないように今だけ金だけ自分だけと立ち回ろうとする人たちも居るようで、難しいだけでなく不快な問題でもある。
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事実に向き合う姿勢を政治に

2021年10月24日 | 小考
             

 福島の原発事故処理が遅々として進まない。実際には三、四十年程度では不可能で費用も二十兆円では済まないことを科学の専門家は知っているが一般にはきちんと説明されていない。つまり科学に政治的な意図が持ち込まれて、問題なさそうに響くようにシナリオが書かれ演出されている。残念ながら科学者にも予算欲しさに不都合な事実を言わない人達が居る。政治家は福島原発事故現場を見学に行くよりもその時間を使って核物質の物理講義を六時間受けた方が良い。
 過去九年間都合の悪いことを誤魔化し一部の人達に有利に政治が行われてきたという事実を指摘することは批判ではなく分析批評で、それなくしてより良い政治は出来ない。分析批評を批判ばかりと反撃するのは事実をまやかす安倍演出と見透かされる。
 日本がこの三十年内向きで世界の進歩潮流に正面から向き合わなかった結果、今や科学技術ではアジアのトップではなく中国韓国の後塵を浴びるようになっていることを知らない人が多い。確かにまだ優秀な科学者はいるけれども後継者は激減しつつある。ノーベル賞は二十年三十年前の業績に与えらることが多く、しかも多くは海外(殆どアメリカ)での勉学研究が種になっている。
 都合悪くても不愉快な事実に向き合わなければ格差拡大は解消できないし国力の凋落を切り抜けることはできない。選手を変えても駄目、監督を変えねば。
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人生色々

2021年10月23日 | 診療
              

 世間は広いと言われ確かに広いようだが、実際にそれを体験している人はさほど多くないと思う。普通は仕事仲間や友人が多い人でも横の広がりで、縦の広がりは少ないと観測している。何といっても人は同じような考え同じような暮らしの人と居るのを好み心地よいと感じる傾向があるので、それは自然な現象だと思う。
 異業種の友人F氏が時々私に医者のような仕事はできないと言う。それは難しいからとか忙しいからというのではなくて、多様な人を相手にしなければならないからだと言う。F氏は 一流企業で活躍した人なのだが、それでも話の分からない人を相手にするのは耐えられないらしい。
 確かに私は仕事柄普通の会社員よりは横だけでなく縦にも幅広い階層の人と接触がある。勿論、話の分からない患者さんはそれほど多くはないが、やれやれあるいはそんなことがと思うことはある。唯、地域的に裕福な人は少なく富裕層の患者さんは殆んどいないので、縦に深みがあるといっても多少の偏りはある。
 いずれにしても一般の人よりも多様な人に接する機会の多い仕事なのは確かだと思う。人間は色々で見かけによらぬことにも驚かなくなった。知りたくもない秘密を数多く知っているが、習い性となったので職業上知りえた秘密を黙っていることは苦痛ではなくなった。妻にも話さない。
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政治手法選択の選挙

2021年10月22日 | 政治経済
          

 政権選択と言われると守勢の政権側には含共産対自由民主などという時代錯誤の妄想キャッチフレーズを言い出す幹事長が居る。この人は時代錯誤だけでなく事実誤認の量子コンピューターが日本の発明なのに技術が持ち出され国外で既に完成しているようなことを言い出し失笑を買っている。
 買収身びいき(権力の私物化)といった民主的でなく自分の非を誤魔化し隠す政治手法と情報議論を公開し隠さず嘘をつかないまともな政治姿勢との選択選挙なのがより正確な捉え方と申し上げたい。
 政策は政権側が野党の政策を取り入れている部分があり差が分かりにくくなっているが一番の違いは政治手法にある。
 自分に都合の良い情報しか頭に入れず、間違った事実認識で相手を攻撃するような人が要の幹事長をやっているような党には頭を冷していただきたい。 
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