地形図だけを見ると、かもしかラインの峠から簡単にアクセス出来そうだったので、
三森山とセットで一度トライしたのだが、藪が酷く、その日は三森山だけとなった。
リベンジは大畑川支流、上狄川沿いを走る上狄川林道-右股沢林道を車で繋ぎ、藪を嫌って
沢からの攻撃となった。
源頭部まではすんなりと進んだが、そこからはやはり猛烈な藪(ネマガリ)に阻まれる。
こうなったら技術とか知識とか体力とか経験とかは必要ない。
気力だけで登る。
タケノコの季節だったので、クマの食餌後があった。
何もない、何も見えない山頂で記念撮影後、そそくさと帰る。
なんとなく来たルートを引き返しているつもりが、三森山への尾根が見えて、間違いに気づく。
山頂から一度も見ていないコンパスを取り出し、真南に向かっているのを確認。
登り返すのもなんなので、ショートカットで元のルート(?)へ修正する。
この返しが辛い。
同行者が「迷ってない?迷ってない?」とあまりにしつこく聞くので、「藪こぎは最初から迷っているのだから安心しろ」となだめた。
どうやらあまりにもホッとしたためか、返す言葉を失ったようだ。
しかし、コンパスもろくに見ないで背丈以上の藪に突入する無謀さは、反省すべきだ。