下北半島92山+

1/25000地形図に表示されている下北半島内の(ヤブ)山、92山+αを紹介しようと思いますが、いつになったら終わるか。

051八郎岳

2015-10-13 07:51:29 | 92山

一度、むつ湾側の西又沢を詰め、八郎岳~天狗森と歩いたことがある。
今回は北側の縫道川(貫通沢)林道を川の源頭近くまで歩き、そこから登る計画とした。




(野平高原と八郎岳)



車を四家戸川を渡って直ぐに駐めて出発。
砂利道が直ぐに藪化しだす。
傷さえ構わなければまだ車で入ってこれそうだが、万が一のバックを考えると、駐車位置は正解だ。
川の横断部は橋ではなく、コルゲート管での横断だ。
八郎岳方面に向かって作業道がある。
誘惑に負けそうになるが、ここは計画通り林道を詰める。
もう車は絶対無理なほどの藪道になる。
突然、すすきの原っぱになり右側にぽっこりとピークが見える。
尾根に取り付く位置だ。
尾根はヤブだが、まずまずの歩き安さで、どんどん高度を稼いだ。
残り50mから幼ヒバが濃くなり、ピーク近くではネマガリに変わる。
ピークからコンパスを振り直し、地形図からは想像できない痩せ尾根を足元を慎重に探りながら下る。
地図で、針葉樹林帯だと思っていたが、ブナ林だ。
鞍部から錦繍のピークが見える。




(後一登りだ 冬は良さそうだがアプローチが・・・・)



よくあることだが、ピークにたどり着き前を見ると、向こうにもポコリとピークがある。
幸いネマガリの太さ・高さ・密度は大したことはなく、次のピークに向かう。
予想以上に時間がかかってしまった。
沢横断部の作業道を信じて、横断部に向けショートカットすることにする。
下り始めてすぐに、猛烈なネマガリヤブとなり、ここを登りに使わなかったにホッとする。
尾根を忠実に下ってゆくと、途中で作業道の出合う。
しかしここでも、誘惑に負けずにヤブの尾根を選択。
最後はドンピシャで横断部に付いた。
林道のヤブが少ない開けた部分で、遅い昼食を摂り車に戻った。





(青が下り)