下北半島92山+

1/25000地形図に表示されている下北半島内の(ヤブ)山、92山+αを紹介しようと思いますが、いつになったら終わるか。

滝ノ沢

2016-08-08 07:14:40 | その他の山

少し前に、薬研でキャンプ中、釣り人に滝ノ沢はいい沢だと聞いた。
「滑床の素晴らしい沢で、最後に10mの滝がある」らしい。
とにかく行ってみたいと思い、昨日出かけた。

大畑林道と松川林道の交差部近くに車を置き、滝ノ沢に向け出発。
途中、小さな沢(ナシノキ沢)を渡り、滝の沢に取付く。
取付き点は丁度滝の上で河床には少し土砂がたまっているが、基本的にナメである。
岩質は凝灰岩の中に礫を含む、凝灰角礫岩といったところか。
表面はザラザラしているので、フリクションはバッチリだ。
ただもろいので、足の裏全体でフリクションをかけても、表面が砕けて滑り落ちることがある。

歩き出してすぐに2段、6m程度の釜を持った滝が現れる。
ここは無理をせず左を巻いた。
降り立ったところがプチ廊下場となっていて、ここからはナメの小滝が続く。
左から帰りに使用する予定の沢が合わさり、そこからすぐに(あっけなく)大きな滝は現れた。
流木が掛かっているので、これを利用して左から登れそうだが、無理をせず、右を巻いて上に出た。
8mm30mのロープでぎりぎりの懸垂滑降。
やはり10mほどの高さがある。
左沢との出会いまで戻り、昼食を摂り、距離にして500m、高低差150mを登り返して林道に出る計画だ。
ここでもあっけなく、ヤブ化した林道に出る。
どう考えても150mも登っていないが、この林道を使って降りることにする。
なんとなく、南に進んでいるので良しとしながら降り続けると、左側に登ってきた滝ノ沢が現れた。
右に方向転換してすぐに遊歩道が現れた。
それを伝い、キャンプ場の出て湧き水で一息。

滝ノ沢は倒木がなければ、狭いがまずまずの沢だ。
ただ、アブが多く、半そでだったので、10か所以上刺された。




(ここは左を巻いた)




(滑床で歩きやすいが倒木がいたる所にある。ここはまだいいほうだ。)




(10mの滝。右から巻いた。)




(10mの滝を懸垂下降する。)




(帰りに使った枝沢。歩きやすそうだが、すぐにヤブとなる。)




(赤点線が往路。紺点線が復路-推定-)