夕方の飲み会の時間を気にしつつ、南沢岳へ行ってきた。
むつから2人、埼玉から夫婦2人の4人でパーティーを組む。
(快晴、気分は上々で歩き出す)
南目屋の除雪修了点に車を止め、出発。
中野川に架かる橋を渡り、雪庇が落ち切っている道路を登りきると、広い牧場部に出る。
ここから痩せ尾根に取付く。
ブナ林に入ると、小屋が数件現れる。
積雪を考慮して、床をかなり高くしているが、階段がないので、冬期間しか使えない???
その割に、冬囲いががっちりしすぎている。
気持ちのいいブナ林は1000m位まで続くが、痩せ尾根に入ると青森トドマツが混ざりあちこち迂回しながら歩く。
無立木帯に入ると傾斜は強くなり、山頂が見えてくる。
山頂の稜線は南側が、バッサリ切れ落ちていて近付くのが怖い。
(無立木帯の急斜面と山頂)
(南側が切れ落ちている山頂)
(山頂から櫛ヶ峯(左)と下岳を望む)
ここで、写真を撮ったり、シールを剥いだり、休憩したりして滑降の準備をする。
帰りは、登りに使った尾根の1本南側の尾根を降りる。
滑り出しは青森トドマツが邪魔して、まともに滑られないが、ブナ林からは気持ちのいい滑降が始まる。
急斜面はなく、雪はザラメ状態で、うまくなったと勘違いしてしまう滑りを楽しむ。
植生が突然変わり、右手の沢が開けて見えたら、渡渉点だ。
沢底まで降り、シールを付け直して対岸の急斜面をZを切って登る。
よく見ると、所々に平場があり、キックターンしなくても簡単に方向転換できる。
対岸林道(農道?)の終点の上り詰め、一息。
さらに少し登って、牧場上部のブナ林に入って昼食とした。
昼食後、行動開始。
開拓の石碑辺りで、シールを取り、雪庇の道路を下る。
最後に少しの登りがあるが、シールがなくてもすんなりと登れた。
(ブナ林を革靴で滑るS夫妻--離れすぎて見えにくい)
(沢底でシールを付け直す)
(ルート---急斜面は山頂下数十メートル程度。のんびりできるルートだ)