予想外な事態で予想通りの結果になってしまった。
流家戸山(ながれげとやま)は山頂直下まで太右衛門林道が通っていて5~10分で登ることができる。
地図を眺めていたら、美しいルートを発見。
薬師山から尾根伝いヤク4.5km。
藪だと、往復9時間の行動となる。
しかし林班界の尾根であり、意外と整備されているのではないか。
それなら5~6時間で往復できる。
現場で確かめるしかない。
国道338号を大間から南下、佐井本村に入る手前に薬師山の看板があるので左折。
斎場の脇を通り山頂まで道は続く。
山頂には薬師堂があり、薬師如来が祀られている。
手を合わせ、出発。
草ヤブを少し登ると、送電線の鉄塔が立っている。
さらにヤブっぽいが、数メートル入ると道が開ける。
想像通り、これならスイスイ行ける。
多少アップダウンがあるがドンドン距離を稼ぐ。
所々、岩が見えるが、これなら難なく・・・・と思っていたら大きな岩が行く手をふさいだ。
で、ここから先は両側すっぱり切れ落ちの岩の稜線歩きとなる。
悪いことに、尾根の上に矮化したヒバが張り付いている箇所もあり、切れ落ちた側面をトラバースしたり、登り返したり。
結局、1.5km進むのに1.5時間。
次の200mには1時間も費やしてしまった。
ここで、素直に敗退決定。
黒岩川に降りれる、最後のポイントだ。
これ以上進むと、原田川か薬研佐井線えのエスケープとなる。
かなりの遠回りだ。
黒岩川はヤブ沢の可能性もありと思っていたが、結構歩きやすい。
国道まで出て、舗装道路を歩くのは嫌なので、途中から尾根に登り返して無事薬師堂に到着。
予想外の岩で予想通りの敗退となった。
次に行くときは、車を流家戸山にデポするか、早朝出発しかなさそうだ。
(薬師堂はあまりお参りされていないようだ)
(なんだか楽しくなった尾根道)
(なんだか楽勝ムードに心が弾む)
(この岩が出てきてから、様相は一変)
(第1目標の三角点には1時間半もかかった)
(今日はここまで)
(黒岩川の柱状節理にコケが生えた落差)
(無事帰還のお礼に、薬師堂の戸を開け、お参りをした)
(半分も進まず敗退決定 赤が往路。紫が復路。青が予定)