8月だと言うのに肌寒い。
雲の隙間から青空が見える。
田代高原駐車場には我々の他に3台の車。
2台は1台をここのデポして、赤倉岳へ向かう。
もう一台は単独で、長靴を履いているので、周辺の散策か?
8時近くに出発。
F1まではゴーロ帯を我慢の歩きだが、F1からは滑床となり、変化に富んだ地形となる。
3人は右を巻いたが、1人はシャワーで直登。
落ち口に、例の長靴さんがいた。
どこで追い越されたのか、聞いたら、ヤブを漕いで来たと言う。
彼と合ったのは、これが最後で、後をついてくる気配もなかった。
この様な河床を2時間近く歩く。
F1の上、スパイク地下足袋にわらじを装着した。奥に見えるのが長靴さん。
次から次と滝が現れる。
1000m付近の岩畳ではるかに見える下北半島を眺めながら、昼食休憩。
最後の滝を右に巻き、凡そ1120mと1140mに顕著な枝沢が流れ込んでいるが、1140mを選んだ。
最後の詰めはヤブとなるが、100~200mほど漕ぐと、草原にでた。
ここで、しばし解放感に浸る。
景色を楽しみながらの昼食
ヤブ漕ぎが終わり、草原に出る。登山道は目と鼻の先だ。
帰りは、刈り払いされた登山道を、アップダウンしながら徐々に降る。
長い登りで尾根上に出ると、雛岳分岐。
少し下がると、ブナ林の落ち葉道となり、気持ちが落ち着いてくる。
一日の最後に相応しい景色に感謝。