京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

削り作業

2022-05-21 15:48:45 | 一日陶芸教室
こんにちは。
今日は削り作業のお話です。

皆さんがロクロ体験で作られた作品は、
2日ほど乾かされ、ほど良い堅さになったら
私が削っております。それが冒頭の写真。

幽霊部員なので、
お客様のいらっしゃらない時間に
ロクロの部屋で削ることが多いです。
ん~、可愛らしく「働き者の小人さん」
そんな風に思って頂いてもイイです。
ウソです。調子に乗りました(笑)

そんなことは置いといて。削り作業です。
まず、器の内側の底の深さを計り、
外側に、余分な部分はココまでという筋を入れ、
ここから先が高台(こうだい)部分ですよ。
と言うあたり線を付け、
ロクロの天板に作品を伏せて置き
竹べらでグリグリーと削りだしていきます。


天板に伏せておき、回しだしたところ。


ちょっと場所が悪いわで
カメラの場所を直している指のドアップ。


グリグリ

ぐりぐり

ぐりーーー。
高台の内側を削り出している所。

途中で、底の厚み具合や、
器の立ち上がり(腰と呼んでいます)の
厚みなどをチェック。
重すぎると使って頂けませんし、
薄すぎると、焼く前に穴が開いちゃう。
チェックは大事です。マジで。
そして最後にお客様のサインを写して完成。

チョコッと微妙になっちゃった。

こんな風に作品を削っていくのですが、
沢山作品を貯めてしまうと、
陶芸に携わってウン十年の
口だけベテランの私ですが(笑)
朝から作業にかかっても、
昼過ぎ、、
3時過ぎまでかかることもあります。
だってね、一点・一点の厚みのチェックを
しっかりとやりながらですから。

今週も、体験のお客様が来てくださいました。
ひっそりと削り作業にかかりたいと思います。
何時間かかるかなー。(笑)
作品が届くのをお楽しみに。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note

削り作業|朝日焼作陶館 asahisakuto|note

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