京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

釉薬かけ

2023-10-15 11:07:59 | 作陶館日記
こんにちは。
昨日はサボっちゃいました。
今日は釉薬かけの話題をしますね。

しかし…この釉薬かけの話題、一回したっけ?
前も、こんな真っ赤な釉薬の記事を
書いた記憶があるような…
・・・ま、いっか

釉薬かけです。
コレは、焼きあがると真っ黒になります。


油滴天目釉(ゆてきてんもくゆう)
油滴天目とは、その名の通り、
油の模様が表面を覆っているようなテリだから。
国宝の油滴天目だと、七色に輝いています。
写真では分かり辛いですが、
この見本も、少し七色に輝きます。

国宝《油滴天目》も東京に。泉屋博古館東京が「大阪市立東洋陶磁美術館 安宅コレクション名品選101」を開催

東洋陶磁の名品を所蔵する大阪市立東洋陶磁美術館。その中枢をなす「安宅コレクション」を紹介する特別展「大阪市立東洋陶磁美術館 安宅コレクション名品選101」が泉屋博古...

美術手帖

 

大阪にある、東洋陶磁美術館の
安宅コレクションのうちのひとつ。
上からライトが照らされ、
くる~っと回る台に置かれている茶碗は、
燦然と七色に輝いています。

化学変化の不思議ですよね~。

そしてこの方、もう一つ釉薬を掛けられました。


唐津釉と呼んでいます。
藁灰系(わらばい)の不透明になる釉薬です。
(ここで、唐津釉で検索を掛けたところ、
釉薬かけ風景が書いてあるブログに引っかかり、
見て見ると・・このブログを読むより
めっちゃ勉強になるんじゃね?という
大先輩作家さんのブログページを見つけたので、
(勝手ながら)貼り付けさせていただきます。
淡々とお仕事をされている風景の写真があって、
とっても勉強になります。)

凌山窯 松尾潤のブログ

え~っと、何でしたっけ?
釉薬かけ?
この仕事は、器の一番決め手になるものですが、
思い通りにいかなかったりするので、
おじゃんにすることもあります。
それが面白いとなるのか、
ガッカリとなるのかは、
窯から出ないとわかりませんが、
むしろそうだからこそ、
人は挑むのかもしれません。

今日も、どなたかが
釉薬を掛けていらっしゃいます。
素敵な器に焼きあがりますように。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする