京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

三彩

2023-10-25 15:30:12 | 作陶館日記
こんにちは。
今日は、陶芸のお話です。
お待たせいたしました?

今、教室で進んでいるプログラムの中に、
三彩があります。

(いや分からんて)

三彩とは・・
「いわゆる唐三彩は
唐代の陶器の上の釉薬の色を指し、
中でもクリーム色・緑・白の三色の組み合わせ、
或いは緑・赤褐色・藍の三色の組み合わせを
主としていることから三彩と称されている。」


キプロスの三彩壺(14世紀)
ウィキ先生より
三彩の技法は、
まず、白化粧を施したツボに、
釉薬を掛けて焼き、
(三彩が美しく見えるように、
生地を白くします)その後、
上絵具を載せてもう一度焼く。です。


真っ白壺


流れるように、コッテコテに
緑の釉薬と黄色の釉薬を乗せます。
美しく発色し、流れるようにするならば、
やや厚い目に塗ったほうが良いです。
というか、薄く塗り辛い。
(黒いマジックで当ては着けられるので、
場所を間違う心配は少ないです)


美しい~。

黄色の三彩用上絵具が少し流れて
美しいですね。
黄色と緑の釉薬が流れて
美しく混じって見えるなんて、
三彩冥利に尽きるというところか。


窯を2回焼くひと手間がいる技法
だからこそか、憧れますよね。
今日も窯場に彩りを添えてくれています。
皆様のお家に行ったら、
どんな場所で彩りを添えるのでしょうか?
楽しみです。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
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