京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

逸翁美術館(いつおうびじゅつかん)

2023-10-20 16:54:31 | お出かけ
こんにちは。
先日、大阪府池田市にあります、
逸翁美術館へ行ってきたので、
そのお話をいたします。



不安になるような奥の細道
うっかり、裏道からアプローチをしたようで、
少々不安になる道を上がり、
着いた先が逸翁美術館の裏側。
(ついてよかった・・)

展示内容はコレ。

12月17日まで。

インドネシアで求めたヤシの実をくりぬいて、
漆で内部を補強して水差しにしたり、
(釜に水を足すために水を入れておく入れ物)
芭蕉の葉で編んだかごを花生けに見立てたり
遊び心が満載のお道具が楽しいですし、
真面目なお道具も、どこか
人をからかうような伸びやかな
物が展示されておりました。

阪急電鉄、宝塚歌劇団を作った、
小林一三(こばやしいちぞう・いっさ)。
往年の写真は、厳めしい顔つきの方ですが、
悪戯心が満載な人だったのかもしれません。
(お金が有るからできる遊び心って言うのもある
と重います。貧乏人のヒガミじゃないよ!)

雪だるまの手あぶりが可愛らしかったです。
(清水六兵衛作)
(本当に、雪だるまの形で、
ニッコリした表情をしており、
頭後ろに大きく穴が開き、そこから炭を入れ、
手をかざして暖を取る可愛らしいお道具)

後はね~、小さい香合の蓋に、
「がおー」と、獅子が口を開けているお道具、
物が小さすぎて、獅子が子犬みたいに見え、
ほのぼの~とします。
これらを、招待客を思いながら用意する
小林一三翁、悪戯好きなはず。多分。

まぁ、呼ぶお客様達は、
財界のトップや財閥とかだったので
(超大会社の創設者や大臣など)、
茶室の中は、もう、なんか、
凄い威圧オーラが充満していたでしょうね。
ワタシが紛れ込んだら、壁の隅。。
お家の敷地の隅・・
いや、門もくぐれないかもしれません・・

小林一三100人のネットワーク
小林一三.com | 阪急文化財団

今の時代になって、お道具を拝見できる
美術館になっていてよかった。
教科書や茶道具の本で見るような
茶わんなどが飾ってありましたから。

皆様も、お時間あるならば、
大阪府池田市にある、逸翁美術館へと
足を運ばれみてはいかがでしょうか?
お屋敷も素敵な空間が広がっていましたので、
またご紹介しますね。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

コメント
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