京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

割れた器

2025-01-14 15:22:18 | 一日陶芸教室
こんにちは。
今日はショックなお話です。
器の底が割れていました。
がびーん。


原因としては、
①ロクロ様に粘土を揉むときに
空気を残してしまっていた。
②ロクロで成型していたモノを一度ツブし
再度作った時に空気を取りこんでいた。
③粘土を真芯で回るよう整える時に、
しめつけが不十分だった。
等が考えられます。


ごつい器

あ、それと、削った跡の底の厚みが
分厚すぎても割れます。

今回は・・

S字に割れるのは、分厚い時のことがおおいから。。

でも、真ん中の穴は明らかに空気が残っていた。。
(穴は最初小さかったのですが、
空気の閉じ込めが残っているならば爆発も考えられるので、
こじ開けました。案外大きな空気残りでした


内側

内側が割れるのは、
水が底に溜まっていたからも
考えられるけれども。。

今回の割れは、全部盛りかもしれません。
内側は、水分過多。
外は、空気が残っている
(もしくは一度潰して中心に空気が入った)
ろくロ成型時の粘土への締めがあまい。
けずりが分厚い。
全部が見て取れます。憶測ですが。

なるべく、イイ感じに手直しをして
(ガタガタに割れている所を、
少しヤスリを掛けて丸くしたりします)
薬を掛けて焼きました。

フルーツなど、水分のない物の
盛り付け鉢にはなりますからね。
綺麗な御本手で焼きあがっていたはずですから。

こんな大きく割れることは稀なので、
そして、割れたならば、
我々にもショックが走りますので、
そんなことが起きないよう、手を尽くします。

だから安心して体験にいらしてくださいね。
(説得力無いわ~笑)
余りにビックリしたので、記事にしました。

皆様のお越しをお待ちしております
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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