海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古新工事用ゲート前抗議行動

2024-12-13 23:39:36 | 米軍・自衛隊・基地問題

 13日(金)は午後2時52分頃、名護市辺野古の新工事用ゲート前に行き、この日3回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。

 市民15人がゲート前に座り込んだり、歩道でプラカードを掲げて新基地建設に反対し、資材搬入に抗議した。

 今年も残りわずかだが、日本の出生数は初めて70万人を切ろうとしている。

 団塊の世代の1949年の出生数は269万人を超していたので、それから200万人も減り、4分の1以下になるわけだ。

 2025年問題が言われているが、辺野古新基地建設に費やす金は結局、市民一人ひとりが背負わされることになる。

 加えて、肥大する防衛予算の分も税負担が増える。若い世代の負担が増えて貧困化が進み、将来に希望が持てなくなれば、ますます少子化が加速することになる。

 貴重な自然を破壊して持続可能な社会を不可能にし、実際には普天間基地の「代替施設」にはなり得ない基地を造って予算を浪費する。

 自滅への道を突っ走っているとしか思えない。

 バラスやセメントなど生コンプラントの材料のほか、護岸建設用の砕石、再生材、埋め立て用土砂などの搬入が半時間ほど続いた。

 午後3時20分頃、辺野古弾薬庫そばの歩道から大浦湾を見ると、K8護岸では土砂の陸揚げが行われていた。

 ガット船・第八高砂丸が大浦湾から出ていくところだった。

 午後4時27分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 仮置き用の土砂を運び込むダンプトラックはなく、辺野古崎側のK5~K7の埋め立て工区に向かっているようだった。

 午後4時48分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。

 A護岸の建設現場をはじめ、すでに海上での工事は終わっていた。

 海上ヤードでの砕石の投入が再開されているが、砕石に加えて土砂も投入されているようだ。 

 多様な生き物が住む宝の海がこうやって破壊されている。これを黙って見ていていいのか?

 国がやることは止められない。そうやって愚痴をこぼし、あきらめて無力感に浸るのではなく、ぜひ辺野古の現場に来て、今自分ができることをやってほしい。

  


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