24日付琉球新報の1面トップに、辺野古に建設されようとしている新基地の飛行経路をめぐって、米政府が大幅に拡大するよう日本政府に是正要求しているという記事が載っている。環境アセスをはじめこれまで日本政府・防衛省が説明してきた飛行経路が、まったくのまやかしでしかなかったことを米政府が明らかにした形になっている。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-166722-storytopic-53.html
住宅地上空は飛ばないから騒音被害はないかのように日本政府・防衛省は言ってきた。だが、そういう言葉にだまされるほど沖縄県民は愚かではない。嘉手納基地や普天間基地の実態を見れば、日本政府・防衛省の言うことなどまったくあてにならないことを、県民は肌身で知っている。それは今回米政府が主張している飛行経路にしても同じだ。日本政府の主張を拡大して楕円形の飛行経路を示しているが、いざ新基地が建設されて運用が始まれば、米軍は好き勝手に飛び回るのであり、日本政府・防衛省もそれを規制しはしない。
環境アセスの住民説明会で沖縄防衛局は、辺野古新基地での米軍ヘリの訓練は海上を同方向に旋回ばかりしているかのような言いぶりだった。海の上を一日中ぐるぐる回っているだけで戦闘訓練になるはずがない。キャンプ・ハンセンや北部訓練場、伊江島など陸上での訓練を組み合わせて初めて実戦的な訓練となるのであり、住宅地上空を飛行するのは分かりきったことだ。オスプレイの配備について質問しても曖昧にしてごまかし、住民を馬鹿にした説明を平然とやっていたのが沖縄防衛局の職員たちなのだ。
「沖縄の負担軽減」だの「普天間基地の危険性の除去」だのと言ったところで、辺野古への「県内移設」は沖縄の中で米軍基地・演習の負担と危険性をたらい回ししているだけにすぎない。日本=ヤマトゥの「平和と安全」のために沖縄に犠牲を強いるという構図は、今さらどこぞの外務省元高官が口にするはるか昔から分かりきったことだ。その構図を維持して小手先のごまかしをやろうとしても、問題は何一つ解決しない。嘘とまやかしに満ちた辺野古新基地建設を日米両政府は早く断念することだ。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-166722-storytopic-53.html
住宅地上空は飛ばないから騒音被害はないかのように日本政府・防衛省は言ってきた。だが、そういう言葉にだまされるほど沖縄県民は愚かではない。嘉手納基地や普天間基地の実態を見れば、日本政府・防衛省の言うことなどまったくあてにならないことを、県民は肌身で知っている。それは今回米政府が主張している飛行経路にしても同じだ。日本政府の主張を拡大して楕円形の飛行経路を示しているが、いざ新基地が建設されて運用が始まれば、米軍は好き勝手に飛び回るのであり、日本政府・防衛省もそれを規制しはしない。
環境アセスの住民説明会で沖縄防衛局は、辺野古新基地での米軍ヘリの訓練は海上を同方向に旋回ばかりしているかのような言いぶりだった。海の上を一日中ぐるぐる回っているだけで戦闘訓練になるはずがない。キャンプ・ハンセンや北部訓練場、伊江島など陸上での訓練を組み合わせて初めて実戦的な訓練となるのであり、住宅地上空を飛行するのは分かりきったことだ。オスプレイの配備について質問しても曖昧にしてごまかし、住民を馬鹿にした説明を平然とやっていたのが沖縄防衛局の職員たちなのだ。
「沖縄の負担軽減」だの「普天間基地の危険性の除去」だのと言ったところで、辺野古への「県内移設」は沖縄の中で米軍基地・演習の負担と危険性をたらい回ししているだけにすぎない。日本=ヤマトゥの「平和と安全」のために沖縄に犠牲を強いるという構図は、今さらどこぞの外務省元高官が口にするはるか昔から分かりきったことだ。その構図を維持して小手先のごまかしをやろうとしても、問題は何一つ解決しない。嘘とまやかしに満ちた辺野古新基地建設を日米両政府は早く断念することだ。