海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古ゲート前/有志による抗議行動

2021-02-19 23:59:07 | 米軍・自衛隊・基地問題

 

 19日は午後12時前に辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。昨日までの寒波が去り、今日は日がさして野山に早春の気配があふれていた。

 沖縄は新型コロナウイルスの感染者数は減っているが、県独自の緊急事態宣言は今月いっぱいの予定となっている。宣言中もゲート前では市民有志による抗議行動が続けられてきた。今日も女性たちが歌声や鳴り物で雰囲気を盛り上げていた。

 生コンのミキサー車のほかに砂やバラスを積んだトラック、残土を運び出す空トラックなどが入っていった。

 ほかに黄色いカバーで覆われた資材が大型トレーラーで運び込まれた。

 辺野古ダムの浄水場では、遅咲きの桜とハゼの紅葉、新緑が同時に見られた。沖縄ならではの2月の風景だ。

 午後1時17分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。前日、大浦湾に入ったガット船4隻(清明、美鍛丸、第八そうほう丸、聖嶺)が出ていき、金湾で待機していた1隻(第百三十六伊勢丸)が入った。

 出ていく2隻目の美鍛丸を3隻目の第八そうほう丸が追い越したので、入ってくる伊勢丸と3隻が並んですれ違っていた。

 K8・K9護岸から運ばれてきた土砂が、②工区の4か所に投入されていた。排水管が設置されたあたりは、陸側とK4護岸側がすでにつながっているが、さらに周辺を広げていた。

 排水管の設置個所には作業員が集まり、工事を進めていた。

 午後1時55分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。

 K9護岸ではランプウェイ台船が1隻接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。土砂の積み替えを終えた2隻目の台船が曳航され、K9護岸に向かっていた。

 K8護岸にはランプウェイ台船・屋部7号が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。

 大浦湾に入ったばかりの第百三十六伊勢丸が、K9護岸用のランプウェイ台船の横に向かい、土砂積み替えのために接舷しようとしていた。この時間に大浦湾内のガット船は伊勢丸のみだった。

 デッキバージにはランプウェイ台船・明神3号が接舷し、ベルトコンベアーで土砂を積み替えていた。

 瀬嵩の森では崖の中腹に慶良間ツツジが咲いていた。森の中でツツジの花が見られる本来の姿を大事にしたいものだ。

 空のガット船がなかったこともあり、安和の琉球セメント新桟橋では、土砂の積み込みは作業はなかった。仮置き場にはこれまでにないくらいの土砂が積まれていたとのこと。上の写真は午後2時38分頃、東江の海岸から見た琉球セメント新桟橋の様子。

 名護市内でビラまきをしながら午後7時40分頃、琉球セメント新桟橋の様子を見ると、石炭船が停泊していた。土・日を利用して石炭の陸揚げを行うようだ。

 


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