「○○○○て知ってるかい」から始まる問答型CMが近頃目立つ。
初めから「こうだ」と言われると、それが何だという思いが先に立つ斜臍族でも、「知ってるかい」と言われると、では調べてやろうかという気になる。
そこですでにCM戦略に引っかかっているのだが、そいうときにネット検索はまことに手早く有用さを示してくれる。
目当てのサイトを開いてみて、ああそうだったのかと、とりあえず気が済む。
とりあえず型の生物にとっては、知ってどうなることでもない、有用でもない有害でもない情報なのだが。
そんな毒にも薬にも、腹の足しにもならない情報を、瞬時に目の前に示してくれるが、享受できるのは過程の有用性だけという奇妙な性格を、パソコンは持っている。