うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

片付かずに終わる年

2012年12月31日 | ソフトいろいろ

Windows を起動した直後に、IMEがタスクバーに2セット現れるという珍現象が、ずっと続いています。

何かアプリを起動すると右側のひとつが消えてなくなるのですが、ちょっと顔だけ見せてすぐ引っ込んでしまい、居ることだけを知らせておきたいような素振りが感じられます。
これでも顔を見せるにはメモリーを食いつぶしているではないか、何とかしたいと思いながら、それには掃除する方法をまず知らなければならず、そのままになっています。

大掃除の途中で面倒になってやめてしまったような、落ち着かない気分のまま、また今年も終わります。

みなさんによい年が訪れますよう、お祈りしております。


おしゃれで綺麗好き効率スピードアップ リモコン付 お掃除ロボット クリーンスター
 
 

FAQ改革案

2012年12月30日 | 千差万別

FAQには、質問とは言えないもの、何を聞きたいのかわからないもの、出題趣味人のクイズなどが、数多く出されます。
暇をもてあましているのはわかりますが、もしわからないことがあれば教えてあげようと、そのサイトを見る人にとっては、大いに迷惑です。

人に迷惑をかけるのに気づかないわけでもないのに、なぜ無駄でしかない質問風の投稿をするのかと思っていましたが、原因が一つ見つかりました。
それは、質問ポイントの付与でした。
質問をすると、ポイントがもらえるのです。
何も言おうとしない、口を開かない子供たちに、何か言えばお菓子を上げるという、あの手です。
動物に芸を仕込む方法と同類のことでした。

そこで、一つ考えたことがあります。

・はじめは投稿促進のため、質問ポイントをもらえる。
・ある程度たまったら、質問するとポイントを返さなければならない。
・手持ちがゼロに近くなったら、また質問ポイントをもらえる。

プラス~マイナスに振れるフリケンシー質問方式です。
FAQにはダジャレめいて面白いと思いますが、いかがでしょうか。


人を動かす質問力 (角川oneテーマ21 C 171)
谷原 誠
角川書店(角川グループパブリッシング)

FAQ活用法

2012年12月29日 | 千差万別

FAQで見事な質問を見つけました。
お断りしておきますが、見事であることと、正邪善悪とは無関係です。

それは、新聞の社説に理解できないところがあるので説明して欲しいという質問文でした。
質問文とわざわざ書いたのは、質問の内容が見事なのではなく、文の組み立て方が見事だと思ったからです。

質問文の一部をそのまま転写してみましょう。

2、分かりやすい日本語で、この話の意味を説明していただけませんか。
自民党が政策集の検討項目に掲げた尖閣諸島での「公務員の常駐」などの強硬策は当面、棚上げにするのが現実的だ。
3、「棚上げにする」は、どう理解していけば、よいですか。「にする」は、いろいろな意味があると思いますが、ここで、どう理解すれば、よいですか。
教えてください。ご説明をお待ちしています。

ここからは吾人の想像なので、そうではないと突っ張れば、それはそれで話は終わりなのですが、「分かりやすい日本語で」とわざわざ書いているのは、外国人であることを装ったか、あるいは匂わす程度にしておきたいのか、どのようにもとれる見事さをあらわしています。
質問文の書きっぷりから見れば、質問者に「棚上げにする」の意味がわからないことはなさそうなのですが、「分かりやすい日本語で、この話の意味を説明して」と要求されれば、回答文では、社説の文章を、いくらか文体を変え修飾を加え、もう一度繰り返して読ませなければなりません。
FAQを読む人には、社説を書かせた側の陣営にとって都合のよい記事を繰り返し読ませることになります。
TVのCMで、少しだけ場面を変えて繰り返し放映するあの手と同じなのです。

この質問には、こんな回答が載っていました。
「2.3.の項目の内容は、それだけを取り上げると、時事問題の偏った解釈を強調する効果が潜んでいますので、内容の説明はここではいたしません。
本当に意味を知りたかったら、どうぞご自分で百回読んでみてください。」

この回答にひそかに喝采を贈っています。
FAQには、いろいろ活用法があるものと、感心した次第です。


尖閣どころか沖縄が危ない! 日本は中国にこうして侵略される! 初めて解明された侵略の原理と歴史法則
黄文雄(責任編集)
ヒカルランド

間違いやすいメッセージ

2012年12月28日 | 千差万別

「更新がインストールされています」というメッセージが現れるたびに、わかっていても「あ、もう終わったのか」と勘違いします。

「更新をインストールしています」と書いてくれたほうが、進行中である状況がすぐわかるのに、なぜそうしないのかを考えてみました。

これはどうやら、文章には主語がないといけない、という主語信仰がそうさせるもののようです。
「更新を」と言ったのでは主語がなくなる、「何が」更新をインストールしているのか、それを書かないと文章にならないということなのでしょう。
偏見的言語教育被害者の模範作文です。

「更新が」と書けば、そこでたちまち主語に生まれ変わります。
しかし、「更新がインストールしています」では「何を」がないので述部の形としては不十分になります。
それなら「インストールされています」にしてしまえ、で迷文誕生となったものと想像しました。

文法への信仰は整形信仰に似ています。
形を整えたい、よく見せたい、それが文章で言えば意味混乱の結果を招く、ごく大げさに言えば整形が破壊行為になることもあるのだと、自戒半分にそう思っているところです。


美容整形カタログ
石井 美恵子
マガジンハウス

タッチパネルパソコンに変身

2012年12月27日 | ソフトいろいろ

こんな報せが舞い込みました。

話題のタッチパネルパソコンに変身!?

いまお使いのパソコンで、タッチ操作ができるようになる画期的な商品が新登場!

液晶モニタ側面に取り付ける小さなモジュールと専用ペンを使うだけで、簡単にタッチ操作が実現します。これさえあれば、最新OSWindows 8」の新しいインターフェイスを堪能できます。

 < 特長 >
  ・ 特許技術による、なめらかな使い心地
  ・ ディスプレイに直接手書きもOK
  ・ ディスプレイのサイズは最大17インチまで対応

 「Windows 8対応 タッチパネル化キット」 (メーカー : MVPen)
 eSHOP価格 : 7,800円 送料無料
 http://www.sourcenext.com/cp/h/1212/25_en800/?i=mail_ic
  2013年1月6日(日)まで

<ソースネクストeSHOP お得なメールニュース  2012/12/25(火)>

ではひとつ、という進取の気性に富んだ方、どうぞお試しになってみてください。


タッチパネル-技術開発・市場・アプリケーションの動向-
越石 健司
オーム社

パラパラマンガ

2012年12月26日 | ソフトいろいろ

You Tube には、いろいろなものが載せられていますが、紙に描いたパラパラマンガを動画にしたものもあります。

鉄拳と名乗る芸人の作った「振り子」が話題を呼んでいるそうです。
なまTVを見に来た女性に、これを見て泣いた人はと尋ねたら100人中35人いました。

DVDでも売られるようになりましたから、近々 You Tube から姿を消すかもしれないので、いまのうちにと見ておきました。
http://www.youtube.com/watch?v=O26qmkHYrZs

5分ぐらいの短いものですが、描いた絵は2000枚はありそうです。
現れる画面の中で目に留まったのは、自然の原理で動いている振り子を抑えて、老いていく時間を止めよう、あるいは老いた妻の病の進行を止めようと、懸命に力を入れている男の姿でした。

見るための道具も、描かれている絵も、時間の流れどおりに確実に動きます。
いちばん確かでないのは、それを使っているユーザーの仲間のおのれのような気がしています。


フーコーの振り子〈上・下〉
(文春文庫)
Umberto Eco,藤村 昌昭
文藝春秋

辞書くさぐさ~電子辞書

2012年12月25日 | 千差万別

Webの辞書は便利ですが、紙に印刷された辞書と大きな違いがあります。
ガラス板上の画面で見るか、綴じ合わされた紙面で見るか、眼によいか悪いか、そんなことではありません。
調べる対象を探し当てたとき、一緒に眼に入ってくる情報の種類がまったく違うのです。
Webの辞書では、同じ画面上にはせいぜい広告しか現れません。
紙に印刷された辞書で、ふと開いているページの別の場所に眼が行くと、吸収できる情報の範囲がどんどん広がります。
何十年も知らずに過ごしてきた言葉や出来事を、そこで見つけることもしばしばあります。

人間の記憶は、知ろうとして得た知識に限定されるものではありません。
瞬間眼に入ったことでも、記憶の断片として頭のどこかに残ります。
それらが、何かを売りたいだけの広告の入口にしか過ぎないものと、一見関連のないほかの分野のものではあっても何かの知識財であるものとでは、価値の違いはわざわざ書くこともないでしょう。

Webの辞書でなく専用の電子辞書機では、周りの情報には広告すらありません。
そこには一対一の問いと答えしかないのです。
単刀直入、単純明快、その何が悪いと電子辞書愛好者は言うでしょう。
それも結構です。
しかし、単純明快だけを求めていれば、頭の働き、心の持ち方もそうなっていきます。
自分が正しいと思ったことはみなそう思ってもらわなければ気がすまない、正しいことには例外は認めない、純こそが善、雑は悪、ということになっていきます。
「この言葉は正しいですか」知恵袋に出す質問でも、そんな問いかけしかできなくなります。

電子辞書は、多分ゲーム機よりもごみになるまでの寿命が短いでしょう。学ぶこと、調べることは、遊ぶことより手が伸びにくく、長続きしないからです。


辞書
折口 信夫
 

すぐ開けられる引き出し

2012年12月24日 | ソフトいろいろ

椅子に座っていて何かを取り出すとき、それが机の引き出しに入っていると便利です。
いちいち立ち上がらずに済みます。

パソコンのハードディスクは、机の引き出しのようなもので、データを保存しておくには、手近にあってとにかく都合がよいのですが、中身をどんどん増やせばたちまちいっぱいになります。
そこで同じ型の引き出しを添えておくには、脇机ということになりますが、それも書斎の空間に余裕があって、机と並べて置ける状態でなければ価値はだいぶ落ちます。
パソコンの場合は、外付けハードディスクがこれに相当します。


データ保存には、外付けのハードウエアによらずに、ネットワーク上に引き出しを借りることもできます。
データ保存専用の場所には、FTPサーバ、ドロップボックス、エバーノート、ヤフーボックスなど、いろいろ便利な場所が提供されています。
しかし、これらのほとんどは、使うための専用プログラムが必要で、やはり立ち上がって取りに行くのと同じ面倒くささ、鍵を開ける厄介さがあって、机の引き出しと同じようには使えませんでした。

ところが、最近になって、技術評論社のニュース誌でこんな場所があるのを知りました。
tumblr という特殊なブログサービスです。
これは、操作が非常に簡単な新しいインターネットサービスで、用途が決められておらず、ユーザーが自由な発想で使うことができるという点が大いに気に入っています。
こういう使い方をしてくださいという提供者側の押し付け条件がなく、間仕切りなしで拡大自在のワンルームのようなところです。

ひとに見られて困るようなものでなければ、文字、画像、引用サイト、お気に入りサイトへのリンク、チャット、音声、動画と、何を入れて置くにも自由自在です。
tumblr を開いて自分で考えたタグ記号で呼び出せば、入れてあるものが新しい順にぱっと現れます。

これまでブラウザにお気に入りを並べてあったときは、すぐには使わないけれども保存はしておきたいというものが増えて困っていましたが、それを tumblr に移動したら、ブラウザの立ち上がりが、だいぶ早くなって気分がよくなりました。

tumblr は、プログラムを起動する手間もかからず、インターネットの閲覧状態からどこかのサイトを呼び出すのと同様の操作で使えます。
開くときは、机のいちばん上の引き出しを開けるのと同じ感覚なのでまことに便利です。


ひらめき力速習教室 頭の引き出し整理術
小宮一慶
PHP研究所

出版電子化に思うこと

2012年12月23日 | 千差万別

「緊デジ」という言葉が目の前を横切りました。
きんデジと読む、経済産業省が実施する「コンテンツ緊急電子化事業」の略称でした。
「キンデジ」では何のことか見当もつかない、金色のデジカメかと思ってしまうなどと言ってみたところで、つけられた名前は変えられません。

これは、国内の出版物を2012年の1年間で6万冊電子化することを目指し、電子化に伴う制作費用を国が補助するもので、2012年5月に出版社からの申請受付を開始し、2012年11月30日には受付を終了、2012年12月14日現在で463社が承認されているといいます。
すでにニュースではなくなっていました。

半年の間に申し込め、遅れれば補助金は出さないというよくある手で、バラ撒き先をバタバタとかき集めたようにも見受けられます。

事業を受託している「日本出版インフラセンター」からは、こんな公告も出ています。
「タイトル申請については、12月20日(木)をもって締め切らせていただきますので、お早めの申請をお願い致します。
なお、補助金事業ですので、上限を超える場合の申請については、お受け出来ない場合もありますので、予めご了承頂きますようお願いいたします。」

国の予算を用意した範囲内だけ最初に補助して、あとは自助努力でおやりなさいという、もう慣れ親しんだ共通の手段です。
これが出版という永遠に続く事業にも、なぜあてはまるのかと考えてみたら、補助金は電子化費用金額の50%(条件によっては3分の2)となっているのを見て、電子化システムを大急ぎで買わせようというのかと気づきました。

この方法、産業活性化には確かによいのですが、急いで作ったものにろくなものはありませんから、これからシステムのメンテナンスやバグ退治に携わる人は、さぞご苦労なこととお察しします。

文章は、読点のありなしで意味ががらりと変わることもあります。
某国の憲法の修正条項のように、コンマのありなし2種類のものが使われるという椿事も起こらないとは言いきれません。

電子化されたデータの校正には、どんな優れたシステムが用意されているのでしょうか。


電子出版の未来図 (PHP新書)
立入 勝義
PHP研究所

iPhone で放射線測定

2012年12月22日 | ソフトいろいろ

こんな記事が Twitter に載りました。
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孫正義 @masason
出来ました。iPhone用の放射線測定デバイスをオンラインショップにて取扱開始します。iPad向けの高性能な製品もご用意しました。 http://bit.ly/sbgeiger
~~~~~~~~~~~~~~~

「iPad向けの高性能な製品も」とあるので、では iPhone用の性能はと考えてしまいますが、空気中にどの程度の放射性浮遊物があるのか知ることもできずに天命を待たせられているわが同胞にとっては、いくばくなりとも心をやすめるためのモノにはなれると思います。

ところで、どこかで iPhone が大量に盗まれたそうですが、あれは義賊気取りに iPhone をばら撒いてやろうとでもいうのでしょうか。


低線量ひばくから子どもの未来を守る 生活手帳
 
市民放射能測定所

作る楽しさ使う楽ちん

2012年12月21日 | 千差万別

エクセルで万年暦を作る講習会があり、終わりの何回かに参加させていただきました。

Hさんの講義は、浅くも深くもどのようにでもかかわれるすばらしいものでした。

浅くしかかかわれない人は使えればよいとして、印刷ぐらいは自分でするでしょう。
その印刷も、1年分を1枚の紙にべたっと印刷しただけでは、いかにも芸がありませんから、月別に印刷してみようと考えるかもしれません。
月別に印刷するなら、ちょっと手を加えて毎日のメモを書き込めるようにすることも自分で考えるかもしれません。

深くかかわる人は、暦の表の上に現れている年月日と曜日に、どういう仕掛けが組まれているのかを探ってみようとするでしょう。
そこには関数のいろいろな使い方が駆使されています。
この関数は、暦だけでなくほかのいろいろなことにも応用できます。

仕組みを考えること、応用を考えることで、歳月を経て緩む一方の頭のねじを締め直すことができます。
ここに使われていない関数のことにも眼が向けば、考える範囲がどんどん広がっていきます。

 

暦のことを書いていたら、友人の入院の報せが入ってきて、自分ごとではあまり気にしないお日柄のことも、見舞いの日取りにはと思って、探してみるとこんなサイトがありました。

http://www.d-web.co.jp/cal/2012.html

日付の上にポインターを持っていくと六曜がポップアップされます。
六曜のそれぞれがどういう日かも、はっきり覚えこんでいません。
それを確かめるのに便利な、早見表のサイトも見つかりました。

http://manhou.com/rekityu.html

 

病院の地図はグーグルマップで、交通機関はグーグルトランジットで。

まあ。便利になったものです。


暦の科学 (BERET SCIENCE)
片山 真人
ベレ出版

マニュアル探しとヘルプ頼り

2012年12月20日 | 千差万別

ユーザーが疑問に突き当たったときの行動には、マニュアル探し型とヘルプ頼り型があるように思います。

マニュアル探し型の人は、わからないことはマニュアルを見ようと決めていて、何冊か集めたマニュアル本やWebのマニュアルサイトから答えを見つけ出そうとします。
問題の解答や解決ヒントが見つかるまでには辛抱が必要です。
探す行為は自力ですから、探す過程で周りの記事も目に入り、間接的に得る知識も徐々に増えます。

ヘルプ頼り型の人は、わからないことが出てくると、まずそのソフトのヘルプページを呼び出し、キーワードを書き込んで検索します。
ソフトのヘルプページがよく出来ていれば、解決が早いのですが、ヘルプには力を入れてないお座なりのものも多いので、それに行き逢うと頼りにはなりません。
WebにはFAQサイトがいろいろあるので、当てはまる記事を探してみたり、新しい質問を発信したりして答えをもらいます。
答えの来るまでにやや時間がかかりますが、闇夜の手探りよりも確かな答えが見つかります。

もうひとつ型がありました。
こういうときにはどうしたらよいのかとすぐ尋ねる型です。
答えを出す人がそばにいるときは有効ですが、効き目の早い薬が習慣になると、いつもそれが手元にないと困ります。

まだありました。
何にも頼らない、自分で考える型です。

さて、みなさんはどの型でしょうか。

 

あたりまえだけどなかなかできない 聞き方のルール (アスカビジネス)
松橋 良紀
明日香出版社

前情報はすべて有効か

2012年12月19日 | 千差万別

世の人々は、とかく先に先にとものごとを知りたがります。
知ったところで何がどうなるものでもないことを、先に知りたがるようです。
「早く」よりも「先に」に価値を求めるものらしいのです。

「先に」は誰よりも「早く」ということで同じことのようではありますが、ほかの誰よりも、というところがだいじらしいのです。

周知のことを知らずにいると、羞恥心がはたらきますが、逆に周知以前に知っていると得意恬然を装いながら鼻の穴が広がります。


選挙の当落、内閣の顔ぶれなど、先に知っても仕方のなさそうなことがニュースのメインテーマになるのも、「先に」党が多数を占めているからでしょう。

いま、公開される映画には、ほぼ100%ウェブページができているといわれます。
ほとんどが Flash Player などの動画技術を使って、楽しくアピールされるようになっているそうです。
そうして、映画の中身を先に知ってしまうことが、映画館に出かけて行くきっかけになるものなのでしょうか。
どうもよくわかりません。


一足お先に
夢野 久作
 

最善の努力は最良の結果をもたらすか

2012年12月18日 | 千差万別

「ベストエフォート」という言葉が、宣伝文句によく使われます。
最善の努力と言ったのでは、商売臭すぎるからもうちょっとカッコつけようということかと思うのですが、カナにしてみたところでそれが最もよい結果をユーザーにもたらすかどうか、あまりはっきりはしません。

インターネットは、見たいときに見たいものを見たいだけ見ることができるという環境が整いつつあります。
この「つつ」の域を脱することは永遠にない気もします。
「たい」の欲望には際限がないからです。

たとえば、伝送速度で「ベストエフォート」を達成、というコピーがあったとします。
これは、現行の技術で最高の速度が出せるということで、接続した全ユーザーが同じ速度でデータを受け取ることができるのではありません。

「ベストエフォート」の画質と言えば、見えなくてもよいところまで見せてしまうカリカリの画質が想像できます。
これも現行の技術で最高の解像度を出せるということで、それを見るユーザーの使っているディスプレイの性能を超えることはできません。

「ベストエフォート」のデータは理論的な最大値で、送⇒伝送⇒受信システム全体の実態を見れば、ほぼ実現不可能な理論値で、ここまでいけばいいなあ、ぐらいのことなのでしょう。

(参考サイト)
 http://www.724685.com/word/wd031210.htm


エリック・ボガティン 高速デジタル信号の伝送技術 シグナルインテグリティ入門
須藤 俊夫
丸善

知らぬ間の実行

2012年12月17日 | 千差万別

オートシェイプのグループを解除して、部分図をわきに移動しても、もとの図が消えない現象が起こりました。
もとの図のほうを2回削除したら消えたのでわかりましたが、せっせと部品を作り続けているうちに、同じものが何枚も重なってしまったようです。

ずれていればわかりますが、ぴたっと重なっていると、それがいくつもあるとは気づきません。
捌きの足りないコピー用紙が、プリンターの吐き出し口から重なって出てきてしまうのとは、少し違いますが。

作ったご当人は、もちろんなぜそうなったかには気づいていません。
知らないうちにこうなってしまうのを防ぐ方法はあるのでしょうか。

「どうしたらいいですか」と聞かれたら、どうしましょう。


十二単衣を着た悪魔
内館 牧子
幻冬舎