Windows はご親切、パソコンの状態が正常域からはみ出るとそれを知らせてくれる。
だが、わかっていることを毎日言われると、それがうるさい。
問題の探りようのないことを言われると、もっとうるさい。
例えば「アカウントの問題」。
見るたびに、それがどうしたと言いたくなる。
「ブラックホールがハードディスクに取って代わる日」という、反応はナニソレ8割ではないかと思う記事があった。
それが何かがわからなければ、ナニソレは解けない。
親切なこのサイトは、まずブラックホールの解説から始めてくれる。
ページが多いが、へこたれずに行こうかと2ページめに移ろうとするとき、広告がズラズラと続いて、そこでページはおしまいというブラックホールに引き込まれそうなスリルも味わえる。
それが嫌な人は読んでも・・・・・・・と、筆者は踏んでいるのだろうか。
どうぞお試しあれ。
パソコンのソフトは、よほど意地悪く作ってあるものを除き、おおむね今使っているもののバージョンを確かめることができる。
ただそれが、今得られる最新のものかどうかは、いちいち確かめないとわからない。
ドライバー類には、それを自動で確かめて更新しておくことができるソフトも出されているが、差し支えなく動いていれば、古くて何が困るのだろうか。
ディスプレイの設定に解像度という項目がある。
プロパティの階段を下りていくと、16種類の解像度を選べる部屋にたどり着く。
小サイズのディスプレイでは文字が読みにくいので最低レベルの解像度を選ぶとはっきり見えるようになる。
ところが見えているのは縦横比が押しつぶされた状態なので、円が円に見えない。
人間の目はおかしなもので、横長楕円を円に見ていると、円形定規の正円を見たとき縦長の楕円に見えてしまう。
横に暗黒部ができてもやむを得ないので、正円が円に見えるような設定はできないものだろうか。
「Internet Explorer が既定のブラウザーでなくなった理由」
「新しい Microsoft Edge から Internet Explorer を開く方法」
この二つの記事が、あるサイトで同列のメニュに並んでいる。
どちらに向かおうとしているのか、八方除けとは逆の八方広がりの様相である。
どちらでも構わないが、ただ声の大きいほうにむやみに心を寄せていくのは危険だろう。
パソコン本体を買えるほどの値段を標準価格とする高級ソフトがある。
世界のプロが使うと言われる VEGAS という名の映像制作ソフト
まあ、がまかつのインテッサを手にしたところで、誰もがものすごい魚を釣れるわけでもないし。
「社会人ゲーマーに好適! 15.6型144Hz液晶搭載で軽量なG-Tuneのゲーミングノート」
という広告があった。
社会人にはゲーマーという分類があるのか。
そうではなく、ゲーマーが社会人とそれ以外の人に分類されるのか。
ゲーミングノートという呼び名を見ると、パソコンにもゲーム用かそれ以外という分類ができそう。
実際にそういう峻別はないのだが、そう見えてしまうのは、ゲームという人間が考え出した遊びごとに操られて、生活の大部分を引きずり回されているからだろうか。