智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

しゃがめない子ども

2009-09-24 10:43:06 | 2010年度(平成22年度)小学校受験

受験生のパパ手作り平均台で~す
大活躍でしたよ~~~
ありがとうございました

開智運動会
天候にも恵まれ今年はティーム「アポロン」の優勝で無事、幕を閉じました
「ティーム対抗リレー」では、2位でバトンを引き継いだ娘
距離を縮めることはできましたが結局追い抜くことはできず、そのまま2位でバトンタッチ
本人は何も言いませんが、相当悔しそうでした

そんなこんなで「シルバーウィーク」へ突入
この4日間は、年長受験生の子どもたちと「運動」三昧の日々でした
ウチの娘は「助手」として大活躍です
ありがとうねっ
みんな楽しかったみたいで、良かった~~~

お蔭様で私はひさびさの筋肉痛
階段上がると足がつる…
日頃の運動不足と「歳」を痛感してしまいましたわ


小学校受験における「運動」考査。
ほとんどの学校が実施していますね。

基本的に、入試に向けての「運動」対策など必要ない、というのが私のスタンスです。
だったら、公園で遊べみたいな…
もちろん、体力増進・健康維持などの目的で子どもを「体操教室」に通わせるのはアリかな、とは思います。
でも「入試」「受験」のためだけに「体操教室」に通うのってどうよと思ってしまうのです。

なぜならば、小学校受験の「運動」では、「技」や「スピード」といったような「技能」というよりは、きちんと指示を聴き取りその通り行動できるかという「指示理解力」を見ようとしているからです。
「ボールをついて、とって、を5回しましょう
と言われたら…
「ボールをついて、とって」を5回やればいいのです。
聞き漏らしてやらなかったり、ドリブルしてしまったり、3回で終わったり…
そういう子どもは小学校に上がっても先生の話を聞けず自分勝手な行動をとるでしょう。
スムーズな「集団行動」が取れないということは、学習以前の問題です。

「ジグザグドリブルでコーンを回りましょう
とか
「跳び箱5段を跳びましょう
とか…
そんなレベルを要求しているのではないのです。
小学校受験における「運動」考査では、5~6歳児が「普通」にできることが、指示通りに「普通」にできていれば良いのです。

ところが
この「普通」というのが、実はミソなんですね~~~
私たち親の世代(私も入れてね~)が「普通」と考えているレベルが、現代の子どもたちにとっては「普通」ではなくなっているのです。

つい先日、テレビ番組で「しゃがめない子ども」というのをやっていました。
最近のとある調査によると、「しゃがめない子ども」が、何と14%もいたということ
しゃがむと同時にバランスを崩してしりもちをついてしまうのです
これには驚きました

その原因の一つとして、東大名誉教授の養老孟司氏が「ぼっとん便所」がなくなったからだ、とおっしゃっていました
西洋式トイレの普及でしゃがむことがなくなり脚力が落ちたということらしいです。
これは65歳以上の高齢者にも言えることらしく、最近転ぶお年寄りが増えたんだとか…
「西洋式トイレ」が日本人をダメにする、というお話でした

さもありなむ

この4日間、年長さんたちと「運動」して痛感したこと、それは…
みんな、「ひざ」が固~~~い
何をするにも「ひざ」が伸びてしまっているのです

たとえば…
縄跳びでは、足をキンっと突っ張って=「つっ立って」跳び、足のウラ全体をベタっと地面につけるので、ドスンドスンとすごい音がする
ボールつき(ドリブル)も、ひざをクッションとして上手く使えない
代わりに「腰」が曲がってしまってしまうから、「屁っぴり腰」
ボールを頭の上に投げる時も、やはりひざを「ばね」にすれば、もっとねらい通りに投げ上げられるはず

私が小学生の時など、学校の教室や長~いろうかを毎日「雑巾掛け」させられたもんです
みんなで競争したりして、結構楽しみながら
「和式トイレ」では、う○ちして長時間しゃがんで足がしびれたり…
そうして日常生活の中で自然に脚力や腕力がついたのかもしれませんね

便利さと引き換えに失ったものは大きい、と改めて実感
「普通」のことが「普通」にできるようにするために「体操教室」が繁盛しているとしたら、悲しい現実です



コメント
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