智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

22年度 合格体験記 その4

2009-11-12 05:51:47 | 2010年度(平成22年度)小学校受験
開智学園総合部合格

Y.Mさん(ママ)

いわゆる「お受験」というものは、友人や兄夫婦の息子(甥)が経験した当時、私にとっては「他人事」でしかありませんでした。
「なんて大げさな…」
「大変だなぁ…」
話を聞くたびに、そんな印象しか持っていませんでした。

しかし、息子が年中になる頃からだんだん気になり始め、先ず書店で「首都圏 国立 私立有名小学校要覧」を買い、都内及び通学が可能な神奈川県内の小学校を比較検討しました。 
気になる学校はHPを見たりして更に詳しく調べもしましたが、残念ながら「ピン」とくる学校はありませんでした。 
どこの学校もそれなりに素晴らしい教育理念を謳ってはいるものの、具体的にどういう教育をして理念の実現に向けて邁進しているのかが曖昧だと感じました。
次第に私のお受験意欲は薄れていき、地元の公立小学校に通わせればいいかと思い始め、月日は過ぎて行きました。

ところが、もうすぐ年中も終わろうかという頃、それまで開いていなかった小学校要覧の埼玉県のページに「開智学園総合部」を見つけたのでした。 

実は、息子が生まれる4~5年前から、私は父の仕事である洋品雑貨の卸・小売業の後を継ぐべく、フルタイムで働いていました。 
それなりに業績も上げていましたが、次第に子育てとの両立が厳しくなり、中途半端がジレンマを生み出し…
そんな悪循環が続いていました。 

どうして私が息子の私立小学校受験を希望したのか…
それは、息子が小学校に入ったら、少なくとも学校で学べることはしっかり学校で学んで欲しい、学校にいる間は息子を信頼して任せ、私は仕事に専念したいと思ったからです。 
普通「お受験」というと、働いているママは歓迎されないという感があります。
しかし私が望んでいたのは、「お母さん、一緒に息子さんを育てましょう!学校での息子さんは任せて頂いて大丈夫ですよ!」と自信をもって言って下さる学校でした。
(もちろん家庭で教えるべきこと、公共の場でのマナーなどの躾、思いやり、遊びなどはおろそかにするつもりは毛頭ありません) 
そんな私に、まさに「開智」は光明とでも言うべき存在でした。
そして、息子に手がそれほどかからなくなるまでは仕事を現状維持に留めると周囲に宣言したのです。

さて、開智受験を決意すると同時に、お受験対策をどうするかという問題が生まれました。 
時は既に年長になる前の春休み。
通常のお受験対策はどこの幼児教室でも前年11月から始まっていて、開智に合格したいという思いが強まれば強まるほど「どうしよう!!」という焦りも強まりました。 
少しでも遅れを取り戻そうと、某幼児教室の超過密スケジュールでの春期講習も本気で考えましたが、通塾の送り迎えの時間と仕事の調整がつかない。
何よりもそのあまりにも高い費用に無理と限界を感じていました。

「AYA academy」の存在を知ったのは、そんな時です。
先生のブログ「母と娘のお受験合格体験記in東川口」(現「智を開く」)は、「開智」と検索すると、必ず検索結果の上位に来ます。
開智を知った時からバックナンバーを含め毎晩ブログを読みふけっていました。

当初は、「このブログ主は教育に携わっていたからお嬢さんの受験を幼児教室に通わずに成功させたけど、私には出来ないなぁ…」
そう思って純粋にブログのみを楽しんでいました。
が、先生のブログを読んでいくうちに、それは次第に開智受験の「指針」のような存在になっていったのです。

そして、当時受験に行き詰まっていた私は、藁にもすがる思いでその時の胸の内をぶちまけるようなメールを先生に送ってしまいました。
このブログ主なら、なんらかのアドバイスをしてくれるのではないか…
実は、自分でもちょっと病的な気がして…そのメールは削除してしまいました。
先生も削除してください!(笑) 

正直AYA academyに通うつもりはなかったんですよ!
(今更暴露してしまいます!)
だって、私には息子に勉強を教えるなんて考えられなかったから…
でも、全く見ず知らずのブログ読者から送られてきた重い重いメールに、先生はそれは親身に返信を下さったのです。
おかげさまで奈落の底から引っ張り上げられたように心が軽くなり、「とりあえず体験に行ってみよう!息子を見てもらって無理なようなら受験をあきらめよう!」とAYA academyを訪ねたのです。 

先生とお話をし、授業を体験させて頂き、帰るころにはすっかりマインドコントロール!(笑)
私と同じ「働くママ」である先生と話すうち、「普段仕事で忙しくて息子と過ごす時間があまりないんだから、子どもと一緒に楽しんで受験対策をしよう!」と、前向きに家庭学習に取り組む気持ちになれました。 

週1回のAYA academyは、持っていた「受験塾」というイメージには程遠いくらいにアットホームな雰囲気でした。 
先生も、先生というよりお母さんに近い感じで、親子共々時に厳しく指導、時に愛情深く励まして下さいました。 
息子は毎日でも行きたいと、授業を楽しんでいました。 
勉強の楽しさを教えて頂いたようで、家でも勉強することを嫌がったりはしませんでした。 

しかし、試験が近づくにつれ、家庭で息子の勉強を見ている際に厳しく接しすぎて泣かせてしまうこともしばしば…
そんな時は、「子どもを思いっきりほめてあげて!」という先生の言葉で、反省することしきりでした。
 
夏期講習の授業は月~金の毎日で、人数も4人になり、ママ友の輪も広がりました。
「みんなで一緒に合格したいね!」という強い気持ちが芽生えました。 
「息子1人じゃなくAYA全員で合格!」という思いが、受験への強い原動力となったのは言うまでもありません。 

息子もAYAでのお友だちと共に過ごす時間がとても楽しいようで、「みんなが行くから僕も開智に絶対合格するんだ!」と言い始めました。 
先生のお人柄そのままの、明るく元気で温かいお教室の雰囲気があっての合格獲得だったと本当に感謝し足りないほどです。

「合格したからってばら色の未来が開けているとは限らない」
先生のブログの言葉。
ごもっともです。 
でも、今回の受験で学んだこと・経験したことを土台に、これからの学校生活を好奇心いっぱいに楽しく過ごし、困難があっても笑って越えていけるような力強さ、そんな「AYAイズム」を息子はAYA academyで先生から授かったので絶対大丈夫です!
 
最後になりますが、これからも先生のご健勝、AYA academyの繁栄を心よりお祈り申し上げます。 
23年度以降もAYA academyから開智学園にたくさんの後輩が入学されるのを楽しみにしております。 

本当にお世話になり、ありがとうございました。
コメント (3)
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