気が付いたら、このブログ、6月に入って毎日更新していました。
これまで、塾講師として進学塾で子どもたちの受験指導をしたり、個別指導塾では教室運営に携わったりしてきました。
そんな私が、昨年「小学受験」と「中学受験」の二つを同時に体験しました。
知識として知ってはいたけれど当事者になって初めて実感できたこと、当事者になってみないと実際わからなかったこと、いろいろなことが見えてきました。
中でも「小学受験」という世界は、「お受験」と揶揄されるくらいにまだまだマイナーかつ発展途上の世界です。
しかし、娘の「お受験」をきっかけに、その世界へ足を踏み入れ挑戦してみよう、と決意してからは、何ごとも体当たりでトライしてきました。
とにかく自分の目で見たり、自分の耳で聞いたりしてみないと気が済まない性格。
「噂」「風評」というものが大キライ。
そういうものは信じないようにしようと思っていました。
ところが、「中学受験」に比べ「小学受験」はあまりに「謎」だらけ…
ベールに包まれた「お受験」の謎のモンスターたちがウヨウヨ。
学校側の情報公開も進んでいない。
闇に包まれたいわゆる「小学受験業界」の不透明さ。
高額な入会金、授業料、テキストなど、「塾」や「幼児教室」のわかりにくいシステム。
その未熟さ。
そうなると、結局親たちは「口コミ」や真偽の疑わしい掲示板の「書き込み」に頼らざるを得ない…
根拠のない「噂」やよくわからない「評判」がはびこり、親たちは振り回され、あおられ、踊らされる。
…その現実を思い知りました。
でも絶対に負けない!
そんなモンスターの正体を暴いてやるぞ!
結果としてわかったこと。
昔ながらの古ーい伝統を引きずった「お受験」の世界。
これは、確かにあります。
でも、その一方で、新しい「小学受験」の「風」のようなものが吹き始めていることも確かです。
それが私にはすごく新鮮でうれしかった。
私立の小学校は、訓練された「頭でっかち」な子どもを求めているのではありません。
「人の話を注意深く聞く力」
「話の内容を正しく理解する力」
「事物を正しく認識する力」
「筋道をきちんと立てて論理的に考える力」
「指や道具などを上手に使える器用さ」
「基本的な運動能力や挑戦意欲」
「集団の中で協調性をもって行動できる力」
「自分の考えを相手にわかりやすく伝える力」
…こういった力の「芽」「つぼみ」「伸びシロ」つまり、将来の可能性を持った子ども。
そんな「子どもらしい子ども」の入学を望んでいるのです。
受験を経験してそんなことがよーく見えてきました。
机に張り付かせてペーパーだけをガンガンやらせるのではなく、子どもには「体験」がとても大切です。
そして、自分で感じさせ、考えさせ、判断させ、行動させることこそ必要なのです。
私たち親は、ついつい手取り足取り教えたくなってしまう。
でもそれは「机上の空論」となり子どもの心には残らない。
今の都会の子どもたちは、私みたいにド田舎の大自然の中で泥んこになって遊び呆ける「体験」まではできないけれど、日常の中でも子どもたちが「体験」「体感」できる場面は工夫次第でいくらでも作れる。
また、何より大切なこと。
それは、私自身が自分の失敗体験から学び、いつもいつも心がけていること。
それは「楽しく」勉強すること!
子どもたちの年代にとって本来「勉強」=「遊び」なのですから、遊びの要素を上手に採り入れて彼らの知的好奇心をうまくくすぐりながら楽しく勉強に取り組ませること。
そうやって楽しみながら自然に力をつけさせていくことが大切です。
そのためには、私たち親も子どもたちと一緒に楽しもう、という気持ちの余裕を持たなければダメだと思います。
親が楽しんでいれば、子どもも絶対楽しくなります。
それを忘れたとたんに、勉強は子どもへの「押し付け」になってしまうのです。
開智を初めとする埼玉の各私立小や関西の「関関同立」の各小学校のように、新設小学校が続々と生まれている中、「小学受験」はもはや一部の限られた人々だけのものではなくなりつつあります。
ちょうど私が塾講師になったころの「中学受験」の状況と似ています。
別に「お受験」ブームをあおるつもりはありません。
ただ、私たち保護者も、公立とはまたひと味もふた味も違う私立各校の良さを比較検討し、子どもの性格や家庭の教育方針に合った学校を選択できるチャンスをもらえるようになったことは歓迎すべきことだと思うのです。
このブログは、自分が「お受験」で迷ったり困ったりした経験から、少しでも皆さんに「事実」や「生の情報」をお伝えできればと思って始めたものです。
掲示板の誹謗中傷合戦には辟易です…
娘が受験した学校や実際に通っている学校の実名まで明かしてプライベートなことを書いていることに抵抗がある人もいるとは思います。
そこをあえて公表してきたのは、わが「娘」と娘が選び進んだ「学校」に「誇り」を持っているから。
「K智小」とか「埼玉の某私立」とか書く方がおかしい。
そういうことを書くから間違いや誤解が生まれると思うんです。
今回、開智と埼大附属の「20年度入試分析シリーズ」も終わり、このブログもひと段落つきました。
21年度入試も、今後、学校説明会や入試説明会のラッシュです。
また、いよいよ入試の「天王山」である夏期講習も始まります。
教材研究や準備にも本腰が入る時期です。
これからは、開智小でのできごとや娘のエピソード、息子の近況などを、余裕を見ながら綴っていきたいと思います。
あっ、ブログをやめるわけではありませんよ。
ブログを書くことで頭が整理されますから…
それに、書くこと、大好きなので…
読んでくれてる人がいる限り続けます!
(今日は、マジなので、絵文字なし)
これまで、塾講師として進学塾で子どもたちの受験指導をしたり、個別指導塾では教室運営に携わったりしてきました。
そんな私が、昨年「小学受験」と「中学受験」の二つを同時に体験しました。
知識として知ってはいたけれど当事者になって初めて実感できたこと、当事者になってみないと実際わからなかったこと、いろいろなことが見えてきました。
中でも「小学受験」という世界は、「お受験」と揶揄されるくらいにまだまだマイナーかつ発展途上の世界です。
しかし、娘の「お受験」をきっかけに、その世界へ足を踏み入れ挑戦してみよう、と決意してからは、何ごとも体当たりでトライしてきました。
とにかく自分の目で見たり、自分の耳で聞いたりしてみないと気が済まない性格。
「噂」「風評」というものが大キライ。
そういうものは信じないようにしようと思っていました。
ところが、「中学受験」に比べ「小学受験」はあまりに「謎」だらけ…
ベールに包まれた「お受験」の謎のモンスターたちがウヨウヨ。
学校側の情報公開も進んでいない。
闇に包まれたいわゆる「小学受験業界」の不透明さ。
高額な入会金、授業料、テキストなど、「塾」や「幼児教室」のわかりにくいシステム。
その未熟さ。
そうなると、結局親たちは「口コミ」や真偽の疑わしい掲示板の「書き込み」に頼らざるを得ない…
根拠のない「噂」やよくわからない「評判」がはびこり、親たちは振り回され、あおられ、踊らされる。
…その現実を思い知りました。
でも絶対に負けない!
そんなモンスターの正体を暴いてやるぞ!
結果としてわかったこと。
昔ながらの古ーい伝統を引きずった「お受験」の世界。
これは、確かにあります。
でも、その一方で、新しい「小学受験」の「風」のようなものが吹き始めていることも確かです。
それが私にはすごく新鮮でうれしかった。
私立の小学校は、訓練された「頭でっかち」な子どもを求めているのではありません。
「人の話を注意深く聞く力」
「話の内容を正しく理解する力」
「事物を正しく認識する力」
「筋道をきちんと立てて論理的に考える力」
「指や道具などを上手に使える器用さ」
「基本的な運動能力や挑戦意欲」
「集団の中で協調性をもって行動できる力」
「自分の考えを相手にわかりやすく伝える力」
…こういった力の「芽」「つぼみ」「伸びシロ」つまり、将来の可能性を持った子ども。
そんな「子どもらしい子ども」の入学を望んでいるのです。
受験を経験してそんなことがよーく見えてきました。
机に張り付かせてペーパーだけをガンガンやらせるのではなく、子どもには「体験」がとても大切です。
そして、自分で感じさせ、考えさせ、判断させ、行動させることこそ必要なのです。
私たち親は、ついつい手取り足取り教えたくなってしまう。
でもそれは「机上の空論」となり子どもの心には残らない。
今の都会の子どもたちは、私みたいにド田舎の大自然の中で泥んこになって遊び呆ける「体験」まではできないけれど、日常の中でも子どもたちが「体験」「体感」できる場面は工夫次第でいくらでも作れる。
また、何より大切なこと。
それは、私自身が自分の失敗体験から学び、いつもいつも心がけていること。
それは「楽しく」勉強すること!
子どもたちの年代にとって本来「勉強」=「遊び」なのですから、遊びの要素を上手に採り入れて彼らの知的好奇心をうまくくすぐりながら楽しく勉強に取り組ませること。
そうやって楽しみながら自然に力をつけさせていくことが大切です。
そのためには、私たち親も子どもたちと一緒に楽しもう、という気持ちの余裕を持たなければダメだと思います。
親が楽しんでいれば、子どもも絶対楽しくなります。
それを忘れたとたんに、勉強は子どもへの「押し付け」になってしまうのです。
開智を初めとする埼玉の各私立小や関西の「関関同立」の各小学校のように、新設小学校が続々と生まれている中、「小学受験」はもはや一部の限られた人々だけのものではなくなりつつあります。
ちょうど私が塾講師になったころの「中学受験」の状況と似ています。
別に「お受験」ブームをあおるつもりはありません。
ただ、私たち保護者も、公立とはまたひと味もふた味も違う私立各校の良さを比較検討し、子どもの性格や家庭の教育方針に合った学校を選択できるチャンスをもらえるようになったことは歓迎すべきことだと思うのです。
このブログは、自分が「お受験」で迷ったり困ったりした経験から、少しでも皆さんに「事実」や「生の情報」をお伝えできればと思って始めたものです。
掲示板の誹謗中傷合戦には辟易です…
娘が受験した学校や実際に通っている学校の実名まで明かしてプライベートなことを書いていることに抵抗がある人もいるとは思います。
そこをあえて公表してきたのは、わが「娘」と娘が選び進んだ「学校」に「誇り」を持っているから。
「K智小」とか「埼玉の某私立」とか書く方がおかしい。
そういうことを書くから間違いや誤解が生まれると思うんです。
今回、開智と埼大附属の「20年度入試分析シリーズ」も終わり、このブログもひと段落つきました。
21年度入試も、今後、学校説明会や入試説明会のラッシュです。
また、いよいよ入試の「天王山」である夏期講習も始まります。
教材研究や準備にも本腰が入る時期です。
これからは、開智小でのできごとや娘のエピソード、息子の近況などを、余裕を見ながら綴っていきたいと思います。
あっ、ブログをやめるわけではありませんよ。
ブログを書くことで頭が整理されますから…
それに、書くこと、大好きなので…
読んでくれてる人がいる限り続けます!
(今日は、マジなので、絵文字なし)